Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

油淋鶏と言うべきだよね

 「COVID-19」流行のせいかどうかは分からないが、外食チェーンは「唐揚げブーム」らしい。「かつや」の系列には鶏唐揚げ専門店「からやま」があるように、すかいらーくワタミなどの大手も専門店を出しているし、「松のや」でもクリスピーチキン定食をキャンペ-ンしていた。

 

 以前紹介した「熱海鶏一」も居酒屋ながら看板メニューは「鶏唐揚げ」、とても大きなもも肉の塊が2個、アジフライと一緒に出て来て、お腹いっぱいになってしまった。この日は午前中ビデオ会議を済ませて、いくつかのメール連絡をしていたらちょっとお昼が遅くなってしまった。次は夕方1800からの会議なので、ランチをたっぷり食べようと駅前にやってきた。

 

 「五味八珍」の50周年記念サービス券の最終日が近く、あと1回食べると3割引き券がもらえることを思い出した。では「五味八珍」のお腹いっぱいメニューにしようと、午後3時過ぎにのれんをくぐった。

 

    f:id:nicky-akira:20210927161833j:plain

 

 駅前全般にそうだが意外に混んでいて、やはり「COVID-19」感染が下火になっているせいかもしれない。窓際の席に案内されて、餃子が9月に十分食べたので別メニューにしようと思った。注文したのは「唐揚げセット」、確か昨年末に登場しそのころ一度食べている。

 

 実はその時はあまり感動せず、やっぱりこの店は「餃子」だよねと思って二度目は食べていない。それがなぜ食べる気になったかと言うと、ちょっとだけ中華料理の知恵がついたから。先ごろ上海から帰国した人もいたし、中国事情の書も読んだ。それによると、餃子は北方の料理だから南方では食べない。広東州には「油淋鶏」という鶏唐揚げ料理がある。その解説を見ていて、これまで食べたうちで「油淋鶏」に一番近いのは「五味八珍」のものだと思った。

 

    f:id:nicky-akira:20210927162904j:plain

 

 期待して待っていると、こんなものが運ばれてきた。最後の残暑でもあり、つけ麺は冷やし麺にした。右下の器に入っているが、まぎれもなく「油淋鶏のタレ」。酢醤油に刻み葱とゴマ油・ショウガが入っているようだ。熱々の唐揚げにたっぷりタレを掛けて食べてみた。

 

 最初に食べた時とは違う味と食感があり、これぞ「油淋鶏」と納得した。昨年と同じものを食べているはずなので、変わったのは僕の方。いや、食の知識は重要ですね。美味しさが変わります。「唐揚げ」なんて一般的な名前にしないで、ちゃんと「油淋鶏」と言ってくれれば良かったのに・・・。