Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「2nd Civil War」前夜?

 来月3日は米国大統領選挙投票日、「COVID-19」に感染していたトランプ先生も選挙戦に復帰し異常な入れ込みようで激戦州を巡っている。民主党とバイデン候補を汚い言葉でコキ下ろし、自らを正当化し続ける演説には耳をふさぎたくなる。ただその言葉の中に、聞き捨てにならないものもある。トランプ先生は先月の公開討論会で、極右グループに対して「下がって待機せよ」と言い、いかにも何かを起こせと言っているように聞こえる。

 

https://www.businessinsider.jp/post-221926

 

 投票日には投票所に武装した極右グループが押し掛け、まともな投票が出来ないのではないかと危惧する記事があった。今月にはミシガン州知事を誘拐もしくは暗殺しようとしたとして、極右グループ構成員が逮捕されている。バージニア州知事を狙う計画もあったようで、いずれの知事は民主党である。

 

https://www.jiji.com/jc/article?k=20201012040679a&g=afp

 

 一方でコロンブスリンカーンルーズベルトなどの像が破壊される事態も起きていて、ニューヨークのコロンブスサークルは警察が100人規模で警備してサークル中央にある銅像を守っているともいう。

 

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 4年に一度の大統領選挙は、全土を赤(共和党)と青(民主党)に色分けする分断を引き起こすことになるものだが、今回の分断はただごとではない。市民が自動小銃を持ち出すなど「新南北戦争(Civil War)」が起こるかもしれないという人もいるほどだ。

 

 ハワイの真珠湾に空襲があったり、ジェット気流にのった風船爆弾が山火事を起こしたり、ワールドトレードセンターに旅客機が突っ込んだ以外は、200年間本土が戦火に見舞われていないのが米国。内戦としての南北戦争までさかのぼらないと、戦火の記録はない。今回ひょっとすると内戦が起きてしまうかもしれないと思わせる。

 

 極右グループの白人至上主義者の目標には、東洋人も入ってきます。トランプ先生が目の敵にする中国人も狙われるでしょう。白人至上主義者は、中国人も日本人も見た目で区別することはできません。僕の友人、知り合いも大勢米国で働いています。十分気を付けてくださいね、皆さん。