Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

エアープラントとしての胡蝶蘭

 先日の沖縄避寒(菌?)旅行では、面白いものをいろいろ見た。いつものことだが那覇空港に着いた時から咲き誇る胡蝶蘭が出迎えてくれ、行く先々でいろいろな花をめでることができた。

 

 すでに桜も咲いて(散って?)いるし、ハイビスカスや色とりどりの花々は南国気分を掻き立ててくれる。その中でも胡蝶蘭の豪華さは特筆ものだ。今年開業45周年と大々的にキャンペーンをしている沖縄のDYIショップ「メイクマン」は、ガーデニングの関連グッズや植物そのものの品ぞろえも豊富だ。

 

 当然胡蝶蘭も売っているのだが、その展示方法たるや空中からブラさげていてまるでエアープラントである。当家でも「サカタのタネ」の株主だった時代に優待でもらったミニ胡蝶蘭を植え替えるなどしているが、もともとヤドリギ風に他の木にからみついて育つようで根が力強く伸びてくる。

 

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 「メイクマン」の胡蝶蘭はちょっとした支えに乗っかっているのだが、そこから根を伸ばしている。ひょっとすると空中の水蒸気を吸っているのかもしれない。上の写真のように寄せ植えにしてしまうとよくわからないのだが、メンテナンスの人の作業を見ていると、ちょっと弱った株を取り除き代わりの株をビニールポッドごと収めている。温度・湿度が適当なら、手のかからない植物なのだろう。

 

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 コンドミニアムに戻ってきたが、ここにも立派なお庭がある。この庭を間近に見下ろすことのできる2階の部屋が僕らの好みだ。ある朝庭を散歩していたら、ヤシの木の幹に括りつけられた胡蝶蘭の株を見つけた。

 

 おそらくミズゴケのようなものを丸め、これに胡蝶蘭の根を絡めたものを2株、ヤシの木の幹に麻縄で固定してある。1株からは芽が出ているだけだが、もう1株の目は伸びて1輪の薄紫の花が咲き、複数のつぼみがついている。この庭には、朝早くから庭師と思しき人たちがやってきて手を入れている。そんな努力で庭全体の味が出てきたように思う。

 

 さて、いろいろな胡蝶蘭を見せてもらったので当家の胡蝶蘭をどう仕立てるか、ちょっと考えないといけませんね。