Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

キャナルシティから櫛田神社へ

 コンドミニアムの前の道路を中洲方面に歩いてゆくと、すぐに灘の川橋に着く。橋の上からは、中洲(那珂川博多川と分かれるところ)が見え、渡るとそこは巨大な施設<キャナルシティ博多>。中洲の屋台街も含めて、アジアっぽいやや猥雑な雰囲気のところに、近代的でややサイケなビル群がある。

 

        

 

 その内部は、みなとみらいに似ていて、エンタメ(*1)やファッションの街。運河のほとりのスペースでは、大道芸もやっていた。港町の新しい施設というのは、どうしても似てくるのかもしれない。

 

 そこを抜けて、目標とするのは櫛田神社。正式名称は博多総鎮守櫛田神社。他にいくつも寺社はあるが、ここが博多の氏神・総鎮守。博多の大きなお祭りである、祇園山笠・博多どんたく・博多おくんちなどの中心地でもある。特に山笠に出場する山車を、境内に特別な倉庫を作って保存・展示している。

 

櫛田神社の南側門

 大幡主大神を祀り8世紀に原型ができたというが、現在の姿にしたのは豊臣秀吉だという。馬の銅像に付けられているのは、豊臣家の家紋。菅原道真のシンボルである牛の像もあった。祇園という地域名も含めて、京都の影響が色濃い。ただこの辺りは貴族ではなく庶民の街なので、京都に比べると猥雑感がある。博多川の対岸は中洲で、アジアの下町ような雰囲気が漂う。

 

川端通商店街

 おそらくは櫛田神社の門前市の名残だろう、博多川の川端に<川端通商店街>というアーケード街があって、神社南側門から明治通りまで約300m続いている。少しエアコンが効いていて、ゆっくり巡ることができた。きれいに整備されていて、近代的な商店(胡蝶蘭の専門店!)もある一方、古い建物で営業するハンコ屋さんもある。

 

 大阪の串カツ店もあれば、横浜家系ラーメン店もある。韓国食材店もあった。確かにここから半島まではとても近い。行き交う人の言葉にはハングルもあった。また歩いてみたくなる「ごった煮」風の街でした。

 

*1:ガンダムベースもあった