六本木通り、西麻布交差点付近には素晴らしいレストランが多いと聞く。ただ地下鉄の駅からは遠いのでなかなか足が向かなかった・・・もちろん財布の問題も大きい。しかし今回誘っていただく機会があって、初めてこのエリアを訪れることができた。
交差点から六本木通りを六本木ヒルズ方面に少し戻り、路地に入ったところにその店「Fermintxo」はあった。スペイン料理のお店だという。キッチンを抜けるといくつかのテーブル席があり、その脇に4人用の個室があった。午後6時過ぎと早いので、他の客はまだいない。
シャンペンを飲みながら、ちょっとだけ仕事の話をする。それが済むのを見計らってか、お店の人が今日のメニューを紹介してくれた。シェフのお任せコースで、お肉中心のメニューを用意しましたとのこと。
最初に生ハムの盛り合わせ、ハモンセラーノやチョリソーが出てきた。まだこの時点ではシャンペンを飲んでいる。続いてホワイトアスパラにクジラの刺身を巻いたもの、さらにウシのほほ肉の冷製が運ばれる。ここでリオハの赤ワインに切り替え、飾られていたナスタチウムの花まで食べてしまった。
さてここからがメインということで、まずはグリルされた白身魚にアサリのハーブバター炒めをからめたもの。ここにもアスパラが使われている。リオハの赤はさほど重くないので、魚やアサリにもよく合う。バター味が濃かったせいもあるだろう。