昨年くらいから、熱海の町は出店ラッシュである。海鮮丼、甘味処、鰻屋、立ち飲み店など、休眠していた場所が続々新店舗（特に飲食店）に変貌している。僕ら夫婦のマンションから徒歩５分以内のところでも直近、
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が開店している。それよりちょっと先輩格で、気になる店が僕の通勤路上にある。それが、熱海ガーリック食堂「Dottimo」。咲見町ハイツという巨大ベテランマンションの１階の店舗スペースに１年半ほど前に開業した。それ以前は喫茶店だったが、流行っていなかった。
看板メニューはガーリックライス、要するに西洋風炒飯である。炒飯好きの僕だから、気にはなっていたのだがややお高い。一番上に書いてある干物ライスが単品で1,650円。そんなわけで、素通りする日々が続いていた。しかしこの酷暑の中、手近なところでラーメンじゃない何かを探していて、入ってみることにした。
カウンターに数卓のテーブルがあり、20人くらいは入れそうだ。先客は５人ほど。メニューも1,200円のペペロンチーノからある。すぐ後から４人連れが入ってきて、ノンアルビールを注文した。僕が選んだのは、やはり基本メニューだろう干物ガーリックライス。
バンズのような形に仕上げたライスの上に、鰺だろうか干物をほぐした身、チェリートマト、各種ハーブ、オリーブ、とびっこが乗っかっている。とてもガーリックの匂いが強く、これ食べてすぐには会合に出られないよねと思った。ちなみにペペロンチーノのガーリック量は、通常の３倍とある。
少し割高な気持ちは残るが、味は合格点。ライスに沁み込んだガーリックも、干物単体の舌触りも抜群で、すらすらと食べ終えてしまった。とびっこの最後の一粒まで･･･。
ワインリストも種類は少ないですが、それなりに充実していました。今度はディナーで来てみたいと思います。なにしろ徒歩３分ですからね。
