紆余曲折、参議院議員選挙から3カ月経って、ようやく新内閣が始動した。2万円ばら撒きは消え、ガソリン暫定税率廃止は年をまたぎそう。景気対策よりも「身を斬る改革」の議員定数削減議論が大きくなってしまい、市民としてはやや置いてきぼり感がある。加えてコメ農政の大転換が起きて、コメ価格高騰対策は全く望めなくなってしまった。
新しく農水大臣に就任した鈴木憲和議員は、農水省キャリア官僚を係長時代に辞め、政界に転身した人。趣味は「おいしいコメ探し」という、典型的な農水族議員だ。以前から前小泉農水相の施策にあからさまに反対していて、就任後大転換を果たす。曰く、
・農水省はコメ市場に介入しない
・価格は市場で決まる
・備蓄米放出は止める
・来年度のコメ増産は行わない
・経済対策として「お米券」配布を検討
という具合(*1)。

この報道に<ヤフコメ>では、国民が飢えようが農家・農協を護る姿勢、農林業の闇を封じる大臣、お米券配布そのものが市場介入だろう・・・等々批判が溢れた。医師会の利権代表のような某代議士に匹敵する、コメのトライアングル(一部の生産者・農協・農水省)にとっての守護神のように思える。うがって考えれば、農水省という役所が教育をして若いうちに政界に忍び込ませた「工作員」だったかもしれない。
高市総裁としては、小泉候補打倒のためによく働いてくれた論功行賞で大臣に起用したのだろう。「コメ探し」が趣味の彼は、農水相以外の役職は断っただろうし。維新の会との火種だけでなく、閣内にも大きな火種が残ったような気がする。鈴木大臣がかつて反小泉だったように反鈴木の勢力はいて、彼らはひょっとするとトランプ政権に働きかけるかもしれない。コメ関税をゼロにしろと、外圧をかけるのが一番手っ取り早い。
そんな時代を先取りして、当家ではカリフォルニア米を買ってきました。4kgで2,000円以下でした。5kgで4,000円越えの国産米とお味の方はどうでしょうかね?きっとおいしいと思いますよ。