Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

最後の空母機動部隊が征く(前編)

 航空母艦という艦種が出てきて、おおむね1世紀経っている。最初は偵察が主任務で、飛行船の方が有用だと考えられていた時期もある。しかし徐々に艦載航空機が大型化、高速化、重武装化してゆくことで、主力艦だった戦艦・巡洋戦艦を撃破できるようになった。彼女らから主役の位置を奪った航空母艦は、主力艦として80年ほど世界の海に君臨している。

 

 WWⅡの後、専守防衛の枠内に戦力をとどめてきた日本(軍)だが、集団的自衛権を認め、敵基地攻撃能力を持つこともできるようになり、ようやく普通の軍隊になりつつある。そうなると急に、世界でも屈指の海軍を持つ国に復帰した。

 

 僕は緊張が高まり世界の海運に打撃を与えている紅海~アデン湾~アラビア海方面に、海上自衛隊が相応の規模の艦隊を派遣すべき(*1)だと思っている。ソマリア沖で海賊の取り締まりをしている「さざなみ」1隻では、危険すぎるのだ。

 

    

 

 ところが、今回空母に改装された「いずも」「かが」を中心とする艦隊が、太平洋方面に長期の訓練(&外交)紅海に出発するという。

 

海自の巨艦が “旅”に出る!「いずも」「かが」インド太平洋に長期展開へ 最新イージス艦も | 乗りものニュース (trafficnews.jp)

 

 「いずも級」は満載排水量2.6万トンで、WWⅡ時代の中型空母「蒼龍級」に匹敵する。まだF-35Bなどを搭載して、実戦を戦うのは難しいのかもしれない。完熟訓練航海なのだろう。このニュースが憲法記念日に出たのは、ある種の皮肉かあるいはメッセージか?そのあたりは不明だが、僕はこの艦隊が「最後の空母機動部隊」だと思う。その意味は、

 

・日本に共産党を含む連立政権ができて、自衛隊が解散させられる

・台湾をめぐる海戦で、中国海軍に撃破される

 

 ということではない。空母機動部隊そのものが、時代遅れになっているからだ。

 

<続く>

 

*1:海上自衛隊のアデン湾遠征を求む - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)