先月、せっかくの円安(皮肉です、黒田様)なので「インバウンド需要をもう一度狙いましょう。マーケティング的には、来日観光客数をKPIとせず、落としていったお金の量を最大化する施策が必要ですね」と述べた。
次のインバウンド狙い - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)
これに対して、通常はあまりない<スター>を付けていただいた。その方(surf&snow DIVERさん:東京拠点国内外アウトドア旅行)のサイトを見ると、
ニセコ高級コンドミニアム「綾ニセコ」世界の投資家が注目するNISEKO・7月の北海道④ - surf&snow DIVER (hateblo.jp)
ニセコの高級コンドミニアム滞在記があった。surf&snowには縁のない僕ら夫婦だが、コンドミニアム滞在は大好き。近くのスーパーで調達したと思われる<熟成マーク付き食品>の写真を見て、嬉しくなった。そんなこともあって、国内の高級コンドミニアムが増えたらいいなと思っていたら、永田町でもその方向で検討が進んでいることが分かった。
超富裕層の観光客受け入れ コロナ後見据え自民議連動く: 日本経済新聞 (nikkei.com)
河野太郎元規制改革担当大臣を会長に、甘利先生が顧問に就いた自民党「ラグジュアリー観光議員連盟」というのがそれ。すでに昨年末に発足していたという。議連というのは一杯あるようで、デジタル系の議連はそこそこ知っているのだが、既存産業系のものもそれ以上にあって把握できていなかった。
甘利先生の「城を借り切って1億円払う富裕層もいる」という言葉が紹介されているが、日本のお城に泊りたいというニーズは確かにあるだろう。出来る限り「自由に楽しめる環境」を作ってあげるのが、わがままな富裕層を惹きつけるコツである。問題はその「自由」が各種の規制に引っかかることらしい。典型的なのがカジノの解禁話。
今回紹介した写真は、2018年にフランクフルトに滞在した時、マイン川沿いのコンドミニアムからの眺め(上)と、郊外のお城の外観(下)です。それほどの富裕層でなくても自由に楽しめるのが海外旅行のいいところと思います。もっと日本の観光環境が豊かになるように、規制改革もお願いしますよ。