トランプ大統領が、20日に就任することになっている米国。どんなことが起きるのか、世界市民は固唾をのんで見守っている。正直「ただでは済まない」気がしていて、ついに象徴的な事件が起きた。
トランプホテル前でテスラ車爆発 1人死亡、テロ視野に捜査―米ラスベガス:時事ドットコム
歓楽の街ラスベガスで、トランプホテルのエントランスで、テスラ製のピックアップトラックが爆発炎上したという事件。犠牲者は1人だけだったが、単なる事故ではあるまい。普通に考えれば次期トランプ政権(トランプ=マスク政権と揶揄する向きもある)への警告だ。
またこれに先立つこと3時間余(*1)、こちらも歓楽の(ジャズとお祭りの)街ニューオリンズ(*2)で、ピックアップトラックが群衆に突っ込み、その後の銃撃戦もあって死傷者が45人以上出た。

こちらは組織からの犯行声明はないものの、<イスラム国>構成員によるテロだと思われる。新政権のイスラエル寄りの姿勢を嫌ったものだろう。
米南部で車突っ込み15人死亡、容疑者ISに感化か テロ事件で捜査 | ロイター
無関係かもしれない2つの事件だが、別の記事では「いずれの事件でも使用されたのがピックアップトラック、ともに同じカーシェアサービスで貸し出されたもの」と指摘している。FBIはこの理由もあって、両事件の関連性を調べ始めたようだ。
冬でも暑いラスベガスでは人通りも多くなかろうが、1年に400回お祭りパレードがあるというニューオリンズでは、未明でも人が路上に出ている。舞い上がって酔っぱらっているだろう群衆は、最適なソフトターゲットだ。
そういえば、昨年後半から大型車で群衆に突っ込む事件が目立ちますね。車の安全性の中に「人を轢きそうななったら止まる」という項目は入りませんかね?特に装甲車に近い仕様の<サイバートラック>には・・・。
*1:ベガスの事件は1日AM8:40、ニューオリンズの事件は1日AM3:15だが、時差が2時間ある。