函館の象徴は、市街のどこからでも見ることができる函館山。山頂にある展望台からは、逆に市街や周辺の海が一望(*1)できる。今回の滞在では、山頂に向かうロープウェイが定期点検のために運休中。ちょっと残念。
それではと、函館山の両側の海を見に出かけた。まずは、東側の海。
昨日紹介した、海岸通り(国道278号線)沿いの宇賀浦にある福田海産の駐車場から、函館山を見た。この海は外海で波が荒い。上空の鳥(カラス?)も含めて、荒涼たる雰囲気がある。
午後は、西側の海を見に行った。函館山に向かう多くの坂があって、名前が付けられている。滞在中のコンドミニアムは谷地坂沿い。そこからバス(*2)に乗っていくつもの坂を横断し、最も西側の船見坂を目指した。この坂を登ると、高龍寺という大きな寺院や外国人墓地がある。
高龍寺バス停の次が、終点船見町。ここから見る海は、湾になっているから波は穏やか。対岸は第三セクター<道南いさりび鉄道>が通っているところ。微かに人家が見えるのは、茂辺地あたりだろうか?
貿易港函館には検疫所もあって、今「夕日」というカフェになっている建物は、台町検疫所だった。とてもモダンな建物で「夕日が一番きれいに見える」と評判である。ずっと曇りだったのに、夕方になって薄日が差してきた。
函館港に出入りする船は、必ずここを通る。接岸待ちと思しき貨物船が、何隻も停泊していた。しばらく佇んでいて、帰路は市電の路線沿いに歩いて帰った。
海に突出した形の函館市街を、両側から確認したような一日でした。かつては中心地だった十字街付近に滞在するのは、とても便利だなと思いましたよ。
*1:函館山の紅葉(後編) - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)
*2:十字街のバス停から1本/時間ほどの頻度でバスが出る。元町地区の有名な建築を車窓越しに眺められるお得な路線