子供のころこんなCMがあったような気がする。まだカレーライスが国民食になっていなかったし、もちろんインド・ネパール系のカレー店などなかったころの話。今回は旅行も出張もなくいつになく穏やかな年末年始だったが、考えてみるとカレーライスをよく食べた。諸物価高騰ではあるが、小食となった高齢者であれば2コインあればお釣りの来るカレーランチは便利なものだ。

最初は年末のちょっとした訪問(あいさつ回りというほどではない)で、霞ヶ関に行き新橋まで歩いて帰る途中、虎ノ門の「富士そば」で食べたワンコインランチ。シンプルで甘めのカレー。小腹を満たすにはちょうどいい。

次は銀座の<OK>に年末年始用のお肉を買いに行った時、有楽町駅前の「吉野家」で食べたもの。このチェーンは新しくカレー中心の店を展開するという。「牛丼一本」の戦略も完全に過去のものになった。味は悪くないが、牛丼用のご飯にカレーが合うかどうかは意見が分かれるかもしれない。

3つ目は定期健診がおわりほっとして秋葉原駅まで戻ってきて、少しガッツリ食べたいと注文した「かつや」のかつカレー(梅)。お肉は80gながら、なかなかのボリュームでいい歯ごたえと旨味。カレーソースはやや辛目、昨今高価な細切りキャベツがご愛敬だ。

最後はやっぱり「CoCo壱番屋」。初売りに釣られたわけではないが、新年になって藤沢の「ビックカメラ」に出かけ、ついでにBook-Offにも寄った時のランチ。故郷尾張一宮発のチェーンで、ある意味懐かしい味。かつてはこれにメンチカツを乗せごはんも大盛りにしていたが、そんな元気は残っていない。十分満足して1,000円未満である。
スパイスが効きすぎて血圧に悪いとか、ルーのカロリーが高すぎて体重に跳ね返るとか、いろいろ言われますが時々は食べたいですよね。あ、これじゃ「時々」になってないか?まあ、今年も節度を持ってお世話になりますよ。カレーショップの皆さん。