Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

酒税の税率、シンプル化

 この夏も、結局「巣ごもり」でお酒のお世話になることが多かったNINJA家である。「COVID-19」禍で呑むお酒の種類が変ってきて、ワインがずいぶん増えた。きっかけは、2つの日系航空会社に溜まっていたマイレージの始末。特典航空券にもアップグレードにも使えず、ほとんどはワインに化けた。

 

 今は数万マイルを片方に残すだけになってしまったが、呑んだ分だけ勉強でき、ビックカメラKALDI成城石井などでワインを選ぶことも楽しくなった。しかしワインばかりだと重く感じることもあり、ビールで始めて焼酎か日本酒で終わるという日もある。

 

 僕らにとってお酒は呑むもの、美味しいか料理に合うかだけが気になる。しかしこれにも「酒税」が掛かっていることを、この記事を見て思い出した。

 

2026年にはチューハイも値上げ?知っておきたい今後の酒税変更スケジュール|@DIME アットダイム

 

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 2018年の酒税法改正で、2026年に向けて各飲料の酒税率が変ってくるという。すでに昨年秋に第一弾の変更があったという。ポイントは、

 

発泡酒第三のビール増税、ビールは減税で、すべて54.25円(350mlあたり、以下同)に統一

・チューハイ、ワインは増税、日本酒は減税で、すべて35円に統一

 

 ということ。特に第三のビールの税率UPがひどく、28円⇒54.25円と倍増している。これには「企業努力を無にするもの」との批判もあるが、もともと酒税法の網の目をくぐるような「企業努力」であるから、あまり威張れたものでもあるまい。

 

 もともと、日本ではビールの税率が高い。ドイツ人が聞いたら怒りそうなくらいだが、これはずっと昔ビールが富裕層のぜいたく品だったことの影響がいまだに残っているから。だから「網の目くぐり」で庶民の飲み物を守ろうという企業努力も、まるきり評価できないわけでもない。

 

 僕ら夫婦にとっては、ワインの増税は困った話、日本酒の減税くらいではカバーできない。ただワイン1本あたり70円というなら、単価1,500円のものなら5%未満。消費税より低い。

 

 税制は「公平・中立・簡素」が基本、その意味でこのシンプル化はいいことだと思います。しかし、酒税を掛けた上に消費税を掛ける「二重課税」はやめてほしいですよ。