この休みも、盛り上がるオリンピック報道を横目に、僕はBook-off通い。大家司馬遼太郎の新選組ものなどを数冊仕入れてきた。中学３年生の時、国語の先生が「Ｘの悲劇」を貸してくれ、それから欧米ミステリーにハマってしまったのだが、それ以前は時代小説（戦国もの、幕末もの）などを読んでいた。50余年を経て、そんな本も読み返してみたいという気分である。
とにかく暑いので、そうそう歩きたくない。早めに茅ヶ崎の「箱根そば」でランチとした。今夜は禁酒日とはしない予定なので「松のや」「松屋」の前は素通り、「日高屋」も「中華そば」以外は重くなりそうなのでパス。軽めの冷たいものがいいので「箱根そば」になったわけ。買った食券は「冷やしかき揚げ蕎麦」450円なり。
関東風の辛めのつゆだが、関東のチェーンの中では甘めに思う。蕎麦のゆで加減は好みの固め。さらに冷やし蕎麦には大根おろしが付いてくるのがありがたい。
茅ヶ崎駅前店はとても小さなお店、ほとんどカウンターだけだが２人席もある。今日は空いていたので２人席でゆっくり食べよう。かき揚げは作り置きだが、つゆにからめると甘さが際立つ。固めの蕎麦にわさびと大根おろしがいいアクセント、これも夏のさっぱりメニューとしては高得点である。お腹がいっぱいにならないのが、今日はありがたい。
いそいそと熱海まで帰ってきて、一休みした。今夜のディナーは近所のスーパー「MaxValue熱海店」で買った、ミナミマグロの中トロがメイン。これも高級食材のダブつきによるものなのだろう、冷凍ものとはいえ100g498円という破格値である。
サク１本を薄めに削ぎ切りにした。キュウリと赤タマネギを散らした皿の上に並べ、シソ（これは家内の手作り）を刻んで散らした。赤身からトロの部分へのグラデェーションが美しい。妙な話、函館自由市場で買ってくるものと遜色ないように見えてしまう。実際に食べてみても、味のグラディーションを楽しめる。
スターターは今年見つけたキリンのクラフトビール「豊潤」、いつものプレモルより少し高いもののアルコール度数６％と濃厚なお味。今が盛夏のピークです。早めのディナー、ゆっくり味わいますよ。
