Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ワクチン接種の現場から

 

 リバウンドの兆候どころか東京都の新規「COVID-19」感染者は確実に増えているのに緊急事態宣言を解除したのは、オリンピックを考えての事と言うより「東京都議会議員選挙」のためではなかろうか?ちゃんと選挙活動がしたいという、与党候補者のためではないかと思ってしまった。

 

 選挙は7/4までだが、中長期的に見てやっぱり福音は「ワクチン接種の普及」だろう。最近当マンションのお風呂場の話題の半分は「ワクチン打ったか?どうだった?」的なもの。以前は釣りとゴルフの話題ばかりだったのに。ここ熱海では、65歳以上の高齢者の比率は優に40%を超えているだろう。それでもネット予約システムを民間に外注したせいか、割合スムーズに予約が進んでいる。

 

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 お風呂は、ときおりやってくるリゾート族の人も利用される。あるご婦人は横浜市民で「ここはいいわね~。私は予約が取れないのよ!」とお怒り。人口が多い(熱海市の約100倍)のも、良し悪しということ。

 

 かくいう僕も今年65歳、今日は市役所に指定された病院に、朝からやってきた。休日ではあるが救急車が患者を運んできているし、病院内は結構込み合っている。ワクチン接種の場所が見当たらないので受付に聞くと「外の駐車場内のテントです」と追い出されてしまった。接種の人は、病院内に入れないというのがルールらしい。

 

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 7~8人が並んでいる列の最後尾から様子を見ていると、それなりに工夫したオペレーションをしているようだ。列の途中に多分市役所の人だろう、接種券・予診票を確認し台帳と照らし合わせている。ここで予診票の記述が完了しているかを確認し、検温までしている。その次に病院の人だろう、本人確認書類をチェックして接種の注意事項のペーパーを渡す。最後の窓口で注意事項などを再確認して、待ち合わせスペースへ。

 

 そこで30分くらい待ち、名前を呼ばれ、医師の問診は20秒ばかり。接種自身も30秒くらいで済み、15分間待機して終了。全体で1時間あまりで第一回目の接種は完了した。日付を間違えてくる人、本人確認資料を持っていない人、接種そっちのけで駐車場割引券はどこだと騒ぐ人・・・。

 

 いろいろ批判はあっても、政府がワクチンを確保し自治体へ供給、自治体も工夫をして接種会場を準備してくれた。今日見た限りでは現場の混乱も限定的、まずは上手くいっているようです。