Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

非同期オンライン飲み会

 函館に出発する2日前、大学時代の同窓生から思わぬお誘いメールが来た。彼のところではもう何年も夏季にリゾートマンションに集まって呑むというイベントを企画してくれている。僕も2度参加している。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/07/25/060000

 

 さすがに「COVID-19」騒ぎで、今年は見送ろうということになっていたのだが、9月になって「第二波」が下火になりつつあるから、集まれるだけのメンバでやろうと言ってきた。運の悪いことに指定された日は函館に行っている日。そのむね断りのメールを送って他のメンバの反応を見ていると、

 

・行きたいけど体調を崩した家族の面倒を見ているので

・職場から「COVID-19」で慎重な行動を求められているので

・ちょうど家内の母親が亡くなったところなので

 

 とほとんどは欠席連絡。それでも主催者含めて4名のメンツは集まったようだった。それきりこのことは忘れて函館を堪能していたのだが、4人が集まるというタイミングでちょっといたずら心が湧いた。先方の宴会は午後1時から、そのころは(大雨の)街中を歩いているのだが、ちょっと前に昨夜の当家のディナー写真を送って「非同期オンライン飲み会」にしてやろうと思った。

 

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 4人のメルアドに絞って返信して、料理や僕がグラスを持っている写真(家内に撮ってもらった)を添付して送信。午後1時を少し回ったころ、主催者からのメール。

 

 「スタートしました」

 

 とあって、ちょっと遅れると言っていた一人を除いてビールらしきものを呑んでいる姿が写っていた。ベランダから見える海が青くて綺麗だ。こちらの海は、低く垂れこめた雨雲の下でどんよりとした灰色のままだというのに・・・。海の写真を付けて、

 

 「こちらと違って海が綺麗だ」

 

 と褒めてあげると、また返事が来た。4人揃って本格的に呑み始めた由。2~3回やり取りをして、ちょっとだけだが「オンライン飲み会」のような雰囲気を味わった。来年はこんな手段を使わなくても、これまでのように新舞子の海を見ながらグラスをぶつけ合いたいものですね。それではその日まで、さようなら。