Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

ハセガワストアの看板

 北海道でコンビニチェーンと言えば、もちろん7/11などの全国大手はいるのだが「セイコーマート」が挙げられる。全国大手には手の出ない様なローカルなところや、道民に親しまれるコンテンツで独自のスペースを構築している。東京のビジネスマンから見ればこのコンビニチェーンが見聞きした限界だろうが、現地に行ってみると他にも興味深いコンビニチェーンは存在する。

 

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 函館でそれを探すとすれば、「ハセガワストア」が挙げられるだろう。函館周辺にわずか13店舗(他に根室で大手と組んだ4店舗)を展開しているのだが、にこちゃんマークと呼ばれるロゴには4つの意味があるという。

 

・コック 店内調理で美味しさを提供

・瓶 展開当初よく売れたウィスキーを表わしお酒を扱っていることを示す

・笑顔 コメント不要

・顔の輪郭と星 24時間営業を示す

 

 売り物は1979年に店内調理して販売し始めた「やきとり弁当」、看板メニューを超越して「看板」になっている。面白い話を一杯Webで見たので、今回の滞在で一度食べてみたいと思っていた。

 

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 ずっと雨の降り続く日々、風も強くて僕の老朽化した軽量折り畳み傘は初日に複雑骨折してご臨終。なかなか遠出できる日が巡ってこない。ある日の昼時、駅前の知ったエリアを散歩していて駅前ホテルの1階に小規模な「ハセガワストア」を見つけた。さっそく入ってみて驚いたのは、コンビニと言いながらカップラーメン+α程度の食材しかないこと。

 

 加えて並んでいる商品をレジの持って行くのではなく、まず注文票を書いてレジに出して精算し、出来上がりを待つという方式。これが駅前のテイクアウト専門店ゆえなのか、全店舗なのかは分からずじまいだった。最初の店では基本メニューの鉄則に従い「やきとり弁当(小)」490円を注文する。ソースはいろいろ選べるうちから「旨辛」を選択した。

 

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 注文を受けて白いマスクの人が、僕のヤキトリを焼き始めたようだ。待つこと5分ほど茶色い発泡スチロール容器の弁当が出来上がった。さっそくコンドミニアムに持ち帰り、お一人様ランチとした。

 

 のり弁の上に3本のヤキトリ(実は鶏ではなく豚肉とネギを串刺しにして焼いたもの)が乗っかって、旨辛たれが多めにかかっている。ちょっと辛味が過ぎて旨味は微妙だったけれども、ご飯・海苔含め滋味深い味。まあリピートしたくなる出来上がりでした。今度は別のたれを試してみようと思います。