静岡県の「緊急事態宣言」は解除されていたのだが、熱海市では5月20日までレストラン等の自粛が続いていた。直近で隣の伊東市で新しい感染者が出たのだが、21日には「自粛」も終了した。ただ店内改装や従業員の安全確保などを理由に、月末まで休むという店も少なくない。それでも重苦しくランチ場所も制限されている状況からは、脱却できた。僕は今日もテレワーク、14時からの会議の前に久しぶりに外食することにした。
もう、日差しは真夏に近い。ゆっくり歩いて熱海銀座を抜ける。半分以上の店がOpenしていた。自粛期間中もずっと開いていてくれて、2度お世話になった久留米ラーメン「福ヤ」は今日もお客さんは一人だけ。おいしい店だが、経営大丈夫かなと心配してしまう。
今日のお目当ては、以前紹介した「餃子の濱よし」の隣にある「レストラン宝亭」。この通りにはパチンコ屋も、古いスマートボール/射的の店も、ゲームセンターもある。まるで「遊戯通り」だ。しかしパチンコ屋は知らず、スマートボールなんて今どき誰がやるのだろう?
「宝亭」は結構古い店と聞いているが、造りは結構モダン。「濱よし」がレトロ調が売りなのに対し、カフェバーを思わせる内装だ。観光地でランチに入る「街の大衆洋食屋さん」という風情。2人掛けテーブル2つと4人掛けテーブルが7~8つ。先客が3人いた。
ランチメニューは、カレーライス、ハヤシライス、かつ丼といったところ。大体1,000円前後のお値段。2人掛けテーブルにいた青年のところには、「カツカレー」が運ばれてきた。ちょっと迷ったけれど、「カレーランチ」というのが目についてそれを注文した。
5~6分待って運ばれてきたのがこれ。こんもり盛られたご飯の上に、ビーフの固まり付きのカレーソースが掛かっている。なぜかゆで卵半切と目玉焼き、それに軽くあぶったハム。ポテトサラダとキャベツの千切り、モヤシが盛り込まれていた。
カレーソースは「CoCo壱基準」で1カラくらい。牛肉のうまみはまずまず、他は特に可もなく不可もなく・・・。もちろん比較してはいけないのだが、八重洲地下街の「ALPS」でこのようなものを食べたら690円以下だと思う。
まあ観光地の食堂ですから、割高なのは仕方ないですかね。経験できたので良しとしましょう。ごちそうさま。