世の中にはいろいろなランキングがあるが、これはある住宅メーカーが行ったアンケートに基づくもの。魅力的な街はとの調査結果で、函館市が1位に輝いたという。以下金沢市、札幌市、鎌倉市、神戸市と続き、わが熱海市は6位だった(*1)。何度も紹介しているように、僕ら夫婦は函館が大好き。

今年も何度か旅行を企画したものの、昨年利用していいなと思ったコンドミニアム<パノラミック元町*2>の予約ができなかった。7月の時点でやっと10月の5泊が獲れて、1年ぶりの滞在である。
ブランドはNo.1でも、市の人口減少は収まらない。この数年看板のイカも不漁で、水揚げ量は最盛期の5%にすぎない。代わって、カツオがいっぱい獲れるというものの、昨年紹介したように、自由市場など楽しみにしていたところが衰退気味なのは間違いないだろう。

出発前に、NHKBSで「新日本風土記:函館の光」を見た。上の写真の二十間坂など、十字街周辺の何か所かが紹介されていて、旅の期待が高まった。函館朝市が、なぜ駅(青函連絡船埠頭)の近くにあるかが分かった。函館から水産物を青森に運び、青森から米などを持ち帰る「担ぎ屋」という連絡船利用ビジネスがあったからだという。仕入れも捌きも、朝市でやっていたのだ。昭和~平成~令和と、時代の変化に付いていけなかった部分もたくさん残っている街で、それが一種の魅力なのかもしれない。
空港から市街に向かう途中の<いさりび通り>にあった、土方・啄木記念館は閉館していました。もともと接点のない2人を並べた、無理な企画だったと思います。そういうものではなく、純粋に自然と歴史、美味しいものを堪能しますよ。
*1:自治体ブランドランキング発表!1位函館・2位金沢・3位札幌・4位鎌倉・5位神戸…あなたの住む街は何位?トップ300掲載|FNNプライムオンライン