Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

函館に元気が戻ったような・・・

 コンドミニアムに向かうタクシーの運転手さんは、函館の景気が戻ってきたようなことを話した。この日も1,200名の乗客を乗せたクルーズ船が入港していて、インバウンド需要が好調だという。「COVID-19」禍前のように、中国人の団体観光客で埋め尽くされるのではなく、富裕層の外国人がゆったり買い物をして歩いているらしい。

 

やや寂しい街の新陳代謝 - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 1年前、寂しくなったと紹介した<はこだて自由市場>に行ってみた。若い人が営業を継いだ店がいくつかあり、若い客も多い。いつもの「タコおじさんの店」に行くと、マグロの中トロはあったが、大トロは売り切れていた。サクあたり2~3千円になるものだが、開店2時間で売れてしまっている。

 

活気が戻りかけている自由市場

 もうひとつ、嬉しい話が聞けた。空港からのタクシーで位置を確認しておいた、海岸通り沿いの小さな鮮魚店<福田海産>を訪ねてみた。きっかけはTVの地域おこし番組。若い人が地元に戻って、活躍するという紹介番組で取り上げられたお店だ。

 

・函館港の水揚げが変わってきた(*1)のに、それに対応する漁師~販売店でない

・未利用魚が増えてしまっているが、それを食べやすくして販売しようと青年が思った

・彼はシンガーソングライターでもあり、お魚に親しんでもらう歌も作って演奏する

 

 とてもいい話だと思って、大森海岸を20分ほどかけて歩いて行った。

 

道路沿いの小さな販売所

 地方創生とかSDG'sとか、大きな話は方々で聞くのだが、実際に地域で実践して効果が挙がっている例はあまり知らない。その意味で、とても勉強になる企業さんだった。

 

未利用魚などのソリューション

 熱い思いの女将さんと小一時間話し込んで、いくつかお土産を買いました。もともと函館は応援したい街だし、こんな企業さんがあるのならなおさらのことです。こういう小さな取り組みが、街を盛り上げてくれるなら・・・応援しますよ。とても嬉しかったです。

 

*1:看板のイカが不漁続き、代わりにブリやカツオが獲れるが販路がない