2週間の自民党総裁選もいよいよ大詰め。10/4の臨時国会開催は決まっているので、そこで首班指名を受けるのはだれか、多くの人が見守っている。野党は、総裁選などという内輪の話ではなく「コロナ対策国会」を開けとか「9時-5時は国会、5時以降に選挙やれ」と言っているが、
・立憲民主党も去年お昼に代表選やってたよね。
・共産党の志位委員長、20年間「独裁」じゃない。
などと切り返されている。ただ総選挙が迫る今、総裁選の話題がメディアで取り上げられ、他の党が埋没する危機感を持つのも理解できる。ついに与党の一角公明党も「こども一人当たり10万円支給」という公約を発表した。その実現がどうなるかは全く分からないが、近年の「公明党発の施策」は、
・消費税率10%にあたり軽減税率をゴリ押し(これで産業界は混乱)
・「COVID-19」対策で困窮世帯に30万円をくつがえし、全市民に10万円支給
が思い出される。先の都議会議員選挙では、またも全員当選。脅威の粘り腰だが、選挙エネルギーの消耗も激しく、総選挙は一日でも先延ばしがしたいようだ。その選挙活動の内実、多少割り引く必要はあろうが、元公明党員の批判記事が目に留まった。
【公明党】創価学会を除名された野原善正氏が明かす 長く閉ざされてきた選挙運動の壮絶実態|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
これを読むと、創価学会の負の部分が見えてくる。
・選挙前の「フレンド活動」で投票を呼び掛けるノルマがある。
・不成功だと「腹を決めてお願いに行け」と「無理ゲー」指示。
・疑義を唱えると「信仰心が足りない」とバッサリ。
・「仏道修行」と言われ、果ては「池田先生のご指示」で思考停止。
現場は本当に苦労しているのだ。それも「平和のための党、世の中をよくするために」の旗頭があるうちはいいのだが、与党として「戦争3法」に加担するようになってスタンスにもブレが見えてきた。インタビューを受けた野原氏やその周辺には、
・公明党がおかしくなってきていることを世の中に訴える。
・公明党をただすには学会員が目覚めるしかない。
という声がある。小選挙区という制度のもとでは、小さくとも結束の固い政治勢力がキャスティングボートを握ります。その地位をこの党が堅持できるのか、秋の選挙には注目すべきですね。