Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

現代の「時事放談」

 1987年に放送終了になったというが、TBS系で日曜の早朝(多分6時半くらいから)放映されていたのが「時事放談」。大学院生の頃から、別に政治学科でもないのに僕は時々見ていた。ひとつには朝早く起きる習慣だったから、もうひとつには和服姿のおじいさんたちが暴言に近い「放談」をするのが面白かったから。ちなみに2004年から放映された同名の番組も、何度かは見た。

 

 新聞業界の人、政治家、評論家、経済学者などが1対1で対談するもので、歴史もの・戦史ものや欧米のエスピオナージもそこそこ読んでいたから、興味を惹く話題も多かった。もちろん、深く理解できたわけではない。ただ「これ正論だよね。なぜ現政府はできないんだっけ?」と思うことは時々あった。

 

 今、オリンピックをなんとか終了させたものの「COVID-19」禍は激しさを増し、政府への評価(支持率)は下がりっぱなし。広島の式典では原稿読み飛ばし、長崎の式典では遅刻と、総理のお疲れも目立つ。秋には総選挙があるし、その前には自民党総裁選も(普通なら)ある。どうも政局の色が濃くなってきた。

 

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 公明党の「集票力」にも陰りが見えて、与党が現行議席を守れると考える人は少ない。とはいえ支持率ひとケタの立憲民主党では、共産党との連携(連立?)があったとしても政権交代まで持っていけるような気はしない。政局流動化だろうな~と、正直残念な気持ちでいる。せっかく「デジタル庁」ができて、長年の課題「行政のDX」が出来るかもしれないのに・・・。

 

 そんなことを思っていたら面白い記事を見つけた。政界を引退した御三方(亀井静香山崎拓藤井裕久氏)が、政局について対談されたもの。まさに現代の「時事放談」の印象だ。

 

亀井静香氏・山崎拓氏・藤井裕久氏が座談会「菅さんは大連立しかない」|NEWSポストセブン (news-postseven.com)

 

 「今更お前らが口を出すな」などの非難が目に見えるのだが、温故知新・先人のアドバイスには耳を傾けてみるべきだ。ここで議論されている「大連立」、パンデミック国難というならやってみる価値はあるように思う。自公+維新くらいならありそうな話。それに国民民主が加わることも、ひょっとしたらと思わせる。さらに立憲民主も・・・。ちょっと共産党だけは無理だと思いますが、国内外に問題山積の今、あり得る選択肢ではないでしょうか?