Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

さよなら「快速アクティー」

 もっぱら東京オフィスには1回/週程度しか出社しない、テレワークの日々である。変わったことの一つが「定期券」、かつては東京~熱海間の新幹線3ヵ月定期を買っていた。在来線と違って定期券代の全額ではないが、会社から通勤費が支給される。それが1回/週の出勤ではムダというもの、緊急事態宣言が出たころだろう早々に「実費精算」になった。

 

 もちろん否やはないのだが、新幹線の途中下車ができなくなったので、新横浜駅周辺にはそれ以降行ったことがない。以前は、禁酒日のディナーのお店やビックカメラに立ち寄っていたのだが。あと休日の東海道線沿線への用事も、定期券利用はできなくなった。それでもBook-off巡りは止めないけれど。

 

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 東海道線の列車として、休日などに重宝していたのが「快速アクティー」。熱海(小田原)~東京間に1時間に1本走る、昼間の快速列車だ。鴨宮・二宮・大磯・辻堂をスキップするだけだが、通常藤沢までしか行かない僕にとってはありがたい存在。

 

藤沢~茅ヶ崎~平塚ルート - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 それが3月のダイヤ改正で廃止されることになった。小田原~横浜間には湘南新宿ラインの快速が残るとはいえ、ちょっと残念。この日は休日だが、ちょっとした私用があって東京駅までやってきた。1500ころには用事も終わり、遅いランチを八重洲の「吉野家」で食べて東京駅まで戻ってきた。私用の時は時間が許せば在来線に乗ることにしていて、東海道線のプラットフォームで待っていると「アクティー」がやってきた。

 

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 この列車、まだ家内の中目黒のマンションから通勤していて、休日に僕の熱海のマンションで過ごす二重生活をしていた時によく使った。まだ二人で会社勤めをしていたから仕方ないのだが、結構慌ただしい日々だった。時間が限られているときは新幹線だが、片道の差は1時間ほどしかない。「快速アクティー」は僕らの「縁結び列車」だったのかもしれない。

 

 そんなことを思い出しながら乗って、日没間際の車窓を眺めた。この車両は小田原どまりだけれど、小田原駅ですぐ熱海行きの普通列車に接続してくれるはずです。多分平塚駅普通列車を追い越すのかもしれません。「アクティー」さん、お世話になりましたね。