「マンボウ」こと「蔓延等防止措置」が東京都・京都府・沖縄県にも適用されることになって、最初の週末がやってきた。関西圏での「変異型ウイルス」の猛威は、収まる気配を見せない。より長く感染させる期間があるタイプとのことで、当然入院期間も長くなる。医療機関のひっ迫は、大阪府吉村知事らに悲鳴を挙げさせている。
東京都もずっと500名ほどの新規感染者を出していて、このままGolden Weekにでも突入したら「強烈な第4波」に見舞われる公算が高い。「マンボウ」の適用は仕方なかったように思う。しかし小池知事の、
・変異株流行の都市圏との往来の自粛
・県境を越えた往来の自粛
・Golden Weekの旅行も延期
・「マスク会食」の徹底
というのは、正直酷な話だと思う。上記の他、昼カラオケや路上飲酒もやり玉に挙がったらしい。僕はと言えば、週末のBook-off通いはやめられなくて、今日もいつものルートを回っている。お昼は茅ヶ崎の駅前で食べることにした。
ラスカのビルを降りて平塚方面に少し戻ったあたりに、何軒もレストランがある。銀行やコンビニもあって人通りが多いところなのだが、なぜか今日は人出が少ない。ここ神奈川県は「マンボウ」対象エリアじゃないはずなのに・・・。
帰り道、小田原で途中下車した。ここではよく、お惣菜やチーズ、干物などを買う。駅前の二宮金次郎の像も、ちゃんとマスクはしている。でも「マスク会食」まではしないだろうなぁ。ここから見渡しても、小田原駅間の人出も多くない。メディアが「人出が増えた!増えた!」と騒いでいるのは、多分「夜の街」なのだろう。
複雑な思いと古本で一杯になったカバンを抱えて、東海道線の下り列車に乗った。休日の午後ということもあろうか、もちろん込み合っているわけではない。熱海駅を降りても、一時期駅前を埋めていた若い人の群れはない。ロータリーに停まっているホテルの送迎バスも手持ち無沙汰そうだ。
ちょっと思い立って、いつもの「平和通り」の隣の「仲見世通り」を降りて行った。この時間帯が観光客が到着する頃合いだが、キャリーバッグを持った人は見当たらない。商店の中には、シャッターを閉めているところも少なくない。
さてこの潮が退いた状態は「マンボウ」のせいなのでしょうか?春休みが終わったのが大きいとも言います。やっぱり日本人は、ある時期に集中して遊ぶ傾向にあるようですね。