Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

旧友に会いに萩へ(田町商店街)

 9月というのに日差しが強く、真夏のように暑い。萩の旧市街は2つの大きな川に挟まれているので、川沿いでは風が涼しい。最も西の部分にかなり高い山(指月山)があり、ここに城があった。その東が武家屋敷街、さらに城下町となって東に行くほど庶民的な町である。教えてもらった旧友の墓所は、東寄りのバスセンター付近にある。記憶があいまいだが、彼の実家もその辺りだったような・・・。

 

    

 

 古くからの商店街がバスセンターの北にあった。アーケードがあったので、ほっとしてそこを歩いてみた。この辺りには、ほとんど観光客はいない。観光客向けの店も少ない。そうそう<業務スーパー>があった。まさに地元の人達のための商店街<ジョイフルたまち:田町商店街>なのだが、多くの店のシャッターが閉まり、人もほとんど歩いていない。

 

    

 

 町全体が世界遺産だという萩の市街地を歩いて、観光客がいる武家屋敷や城下町地区以外では人影を見ないことに気付いた。ランチの店にも苦労して、一軒の蕎麦屋を見つけた。商店街で食べられそうなのは、ここだけ。

 

    

 

 驚いたことに張り紙に「Japanese Only」とある。オーバーツーリズムの影響かな?そういえば<はぎ号>に乗る時も外国人の対応に運転手が困っていて、ちょっとだけ通訳もどきをしてあげたっけ。幸い日本人なので、のれんをくぐり注文することができた。

 

    

 

 かつ丼セット、1,100円なり。丼というよりかつ重だね。決してミニではなく、むつみ豚のロース肉がたっぷり。香り高い蕎麦といっしょにいただいた。亡くなった友人は「大食い」だった。僕の家に来た時も、両親がびっくりするくらい気持ちよく食べてくれたものだ。

 

 約束の時間になったので墓所に行き、仲間と会って一緒にお線香をあげました。享年66歳はまだ若い。旧友を想い、街の衰退を想い、複雑な気持ちで東萩駅まで戻ってきた。

 

<続く>