Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「Go To 商店街」に向けて

 「Go To Campaign」のフルメニューが、いよいよ今月から登場する。すでに9月のうちから熱海の街には、観光客が例年並み・・・ひょっとすると例年以上にやってきている。秋になったら行きたい国内旅行先の調査では、1位白馬村に次いで熱海が2位、伊東が4位、箱根が6位と、このあたりの観光地が上位を占めている。

 

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 9月末の日、熱海駅「ラスカ」に用があって駅前の「平和通り名店街」を通ったのだが、マスクこそ付けているものの比較的若い人がいくつもの人込みを作っている。9月でこれなのだから「Go To Travel」の東京発が解禁になったらどうなるかと、ちょっと不安になる。

 

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 一方で街の商店街はと言うと、にぎわっているのはある部分のような気がする。そもそも旧態依然とした店舗が多いせいもあるが、空き店舗になっていたり別の店舗への改装が進んでいるところもある。レストランの中には、週末しか店を開けない「自粛」状態のところもある。二次会・三次会向けの「接待を伴うバー」が、突然キンメダイパスタランチを始めるようなことも起きている。みんな、もがいているのだ。

 

 だから行政の方では、夏の花火を実施しなかった分秋になって打ち上げたりしている。そう、単に店やホテルを開けているだけでは不十分で、観光客に何か腰を上げさせるためのものが必要なのだ。そこで冒頭の「Go To」のフルメニューが活きてくる。中でも「Go To 商店街」は、商店街がお祭り、飲食店巡り、特産品紹介などのイベントを開催したり、お持ち帰り品用のWebサイトを開設する場合の費用を300万円まで補助してくれるというものだ。

 

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 もちろんこれには条件があって「専門家が示した感染症対策を徹底」することが求められる。その対策だが厳密な審査は難しいから、多分姿勢を示すことなのだろうなと思っていた。すると「平和通り名店街」の入り口に写真のような新しい表示プレートを見つけた。距離・マスク・消毒の三原則に加え、防犯カメラで見てますよとアピールしている。これで「Go To 商店街」申請の準備は出来たというわけだ。

 

 さすがに素早い対応とは思いますが、あとはこんなところでクラスターが発生することのないよう、祈るだけですかね。