いよいよゴールデンウイーク、この２年ほど「COVID-19」の影におびえて行楽地は閑古鳥が鳴いていた。新規感染者は昨年、一昨年のＧＷよりずっと多いのだが、もう「マンボウ」もないし、晴れて遊びましょうという雰囲気である。ＧＷは例年人出が多いので、僕ら夫婦はいつも「熱海籠り」。それは今年も変わらず、マンションのベランダから道行く観光客を見て、ビールなど飲んでいる。
でも用事はあるので、この日は熱海駅まで出た。僕のマンションから熱海駅までの道すがらも大変混雑している。何度か紹介した「天煌飯店」はずっとシャッターを閉めたまま。２度食べたトンカツ屋「宮梅」も海鮮の店に替わり、商店の入れ替わりが激しい。
熱海・咲見町に新店続々 既存店も意欲、新たな発信拠点への期待も - 熱海経済新聞 (keizai.biz)
＜平和通り名店街＞は、スイーツやドリンクを手にした人たちが一杯。なんとか潜り抜けて、駅前広場まで来ると･･･新しいゆるキャラマスコットが待っていてくれた。
昨年「愛称募集」との広告があった、若い芸妓のゆるキャラ。名前は＜まめっこ＞という。これまでバーコード頭の親父＜あつお＞というキャラもいたが、なんとなく品がない。
熱海まめっこ | 熱海芸妓見番 (atami-geigi.jp)
それよりは好感が持てるが、芸妓というのは時代遅れなような気がする。今時（企業の男ばかりの団体旅行も少ないだろうし）、芸妓のニーズがどれだけあることか。ちょっとアナクロな企画に、僕自身は賛同できない。東京のすこし優雅なベッドタウンとしての熱海の方が、僕は魅力的だ。
用事を済ませ、お昼時だったのでランチにしようと思った。しかし、食事ができるところはどこも満員。そこで以前ランチを食べた「笑笑」に行ってみた。ここは派手な看板を掛けて、駅の真ん前にあるのだが、ランチをやっていることを知らない人も多い。案の定空いていて、さっさと「トンカツ定食」を注文した。800円なり。
大きな味噌汁椀が特徴的、トンカツソースが別盛りでたっぷりしている。小鉢や漬物も付いていて、結構お得感はある。熱海に人出が多いのはいいことですが、昼食難民は困ります。せっかくのゆるキャラも、ほどほどにしてもらえれば（住民として）嬉しいですよ。
