日本でもオミクロン株の市中感染が始まったとの報道があり、首都圏の「COVID-19」新規感染者数も下げ止まりから、上昇に転じている気配。それでも年末年始の航空・鉄道・宿泊等の予約は、結構埋まっているという。感染症専門家のTVでの出番はこのところ減っていたのだが、例によって「出歩かないでください。心配ですよ～」の声がよく聞こえるようになってきた。
それが証拠に、ここ熱海の街には若い人が大挙してやってきている。今週も２度テレワークランチ外食に出たのだが、すっかり「昼食難民」状態である。
この日はコンビニで支払う案件もあって、駅ビル「ラスカ」にやってきた。13時を少し回っているからもういいだろうと、３階の食堂街へ上がっていった。ところがいつもは空席が目立つ「ばんばん食堂」なども、通路に待ち行列。大半は、今熱海駅に着きましたという観光客に見える。定番の「五味八珍」も名前を書いて待つ状態なので、このフロアでのランチはあきらめた。
そこで久しぶりに「熱海第一ビル」地下の食堂街へ、先日「ホタテバター焼き定食」を食べた「たしろ」は定休日、そこでこの食堂街で最初に入ったお店「結」に行ってみた。ほぼ満席状態だったが、観光客でなく地元の人ばかりなので、昼休みが終わるころには潮が引いていく。カウンターには、僕と高齢男性の２人が残った。彼はビアジョッキを傾けながら、フライの盛り合わせ定食を食べている。
僕が選んだのは「イカメンチ定食」720円なり。前回のミックス定食では小ぶりの団子２個のイカメンチしか食べていなかったが、今回は大ぶりのものが３個、焦げ目も付いていた。ただ中身は玉ねぎやニンジンのみじん切りが多めで、ちょっとべったりした食感。イカ高騰中なのかもしれない。
別の日、今度は「たしろ」がやっていたので入ろうとすると「ちょっと待ってください。順番にお呼びします」とのこと。確かに老婦人がひとり、待っていた。５～６分待って「アジフライ定食」を注文、700円なり。カウンターの内側から出てきたのがこれ。決して大ぶりではないアジが２匹だけ。「熱海鶏一」などと比べるとちょっと寂しいのだが、揚げたての食感はいい。
毎日食べても飽きずに、適量を守れる定食群ということでしょうか。観光客が増えたら、地元民のお店に避難せよということですね。ごちそうさまでした。
