静岡県を挟む首都圏と中部圏で「緊急事態宣言」や「マンボウ」が出てしまって、なんとも締まりのない Golden Week になった。本来なら熱海の街は人出で埋まるはずなのにと、当ての外れたホテルや飲食店はあきらめ顔だ。僕ら夫婦は連休にはあまり出かけたりしないから、別に例年と変わりのない休日を過ごした。ちょっとお酒の量が増えたくらいかな。
連休明けの２日間も、一日は東京オフィスで人に会ったのだが、もう一日はテレワークだ。連休の間になまった体のケアもあり、せめて熱海駅くらいまでは散歩に出ようと思った。午前中２件短いビデオ会議を済ませ、向かった先は駅ビル。途中郵便局とスルガ銀行で用事を済ませて、ゆっくりお買い物。先日「成城石井」で買ったアルザスの白ワイン（大好きなリースリング）を、もう１本欲しかった。
ついでに今日はランチをここで食べて帰ろう。久しぶりに熱海第一ビルの地下に降りて、いままで入ったことのないお店の前に立った。「和風レストランたしろ」というのがそれ。何度か前を通ったのだが、結構混んでいて機会がなかった。今日は13時を大部過ぎていて、店内から消防士のスーツを着たままの人が３人出てきた。その後はお客さんは一人だけ。メニューは店内にはないので、入店までに、
・手指を消毒すること
・注文するメニューを決めること
が必要だと言われた。トンカツ定食（700円）に決めて店内に入ると、カウンター５席と４人用の掘りごたつが３卓だけの小さなお店。メニューのお値段がリーズナブルなこともあって、混んでいたのは当然だと思った。
カウンターの端に座ると、トンカツを揚げる音が聞こえてきた。カウンター上にはキャベツなどを載せたお皿が用意される。先客が出ていくと、新しく１人客と２人連れが入ってきた。注文を聞いて、カウンター上のお皿が増えていく。見た目はみんな同じ、揚げ物が替わるだけのシンプルなシステムだ。
５分ほど待って、運ばれてきたのがこれ。ご飯は中盛り、味噌汁は豆腐だけの具、漬物少々。キャベツと薄切りニンジン、ナポリタン、パセリをあしらったトンカツ皿。トンカツは薄くて80ｇはない印象。でもランチでのオーバーカロリーが心配なので、いい量かも。
どこか懐かしい定食に出会えました。「かつや」「松のや」のボリュームカツではないのが、逆に良かった印象です。うん、これならヘルシーですね。ごちそうさま。
