Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

初めてのグリーン車

 Golden Week中に、私用で東京へ出かけることがあった。いつもの通勤には東海道新幹線を使っているのだが、私用とあって往路こそ新幹線を使ったが、帰路はのんびり東海道線に乗ってみようと思った。東京駅のプラットフォームで待っているとき、ふと目についたのが「グリーン券の発売機」。そういえばJR各駅のいろいろなところに、

 

・乗るぜ!グリーン車

・おすすめ、グリーン車

 

 などの宣伝ビラが貼ってある。藤沢~茅ヶ崎~平塚のBook-off巡りをするときも、当然東海道線だが、4・5号車に連結されているグリーン車は見かけるけれど利用したことは無い。中央部は2階建て車両になっていて、眺めがいいだろうなとは思っていた。せっかく乗るなら、なるべく長い距離。そう東京~熱海間などは適当である。普通運賃では1,980円、グリーン券(駅売り)が1,000円だから、合計しても新幹線よりは安い。

 

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 いい機会と乗ってみることにした。券売機にICカードをかざすと、料金支払いに加えてデジタルグリーン券が発行される。ICカードを席上のランプ脇にかざすと乗車登録完了、赤いランプが緑に変り席の占有ができるわけ。乗務員の検札が簡単に出来る仕掛けだ。赤いランプのところに座っている人にだけ、声をかければいいのだから。この仕掛けはよくできていて、目的の駅で乗客が降りると(もちろん登録してあるからだが)ランプが赤く変わる。

 

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 休日の昼間ということで、乗客は少ない。眺めが良さそうな2階席に上がって、窓際に座った。窓の開放部が広くとってあって、プラットフォームを見下ろせる感覚がいい。普通なら文庫本を広げて読むのだが、もったいないから車窓を見ていた。東京~新橋~品川~川崎と行くうち、見慣れた風景が視点のわずかな違いでずいぶん変わるものだと思った。

 

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 車窓を楽しみながらの熱海までの2時間弱、新幹線なら50分足らずのところだが、特段長くは感じなかった。席にはちゃんと折り畳みテーブルも付いているので、車内ではおつまみを広げてビールを飲んでいる人もいた。ちょっとした旅行気分だね。

 

 もともと鉄道好きの僕、機会があればまたグリーン車を試してみましょう。東京~熱海間以外の路線でも。