Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

小田急線に乗ってみた

 「COVID-19」感染拡大が続いているが、東京へ行く用事が増えてきた。<BA.5>は感染力こそ強いものの、重症化はしないようだ。また静岡県だって新規感染者の新記録更新中、海の日の三連休も先週の週末も、熱海は観光客でごった返している。そんなこともあって、この日は私用で新宿へ出かける。

 

 特に急がない時には、新幹線を使うまでもない。東京駅へは在来線で2時間ほど、新幹線でも45分はかかる。まして新宿駅までだと、湘南新宿ラインで(小田原で乗り換えが入るが)やはり2時間なのに、新幹線で品川乗り換えだと1時間以上かかる。加えて、熱海~新宿にはもうひとつのルートを思い出した。

 

◆新幹線で品川乗り換え 所要1時間10分、3,740円

湘南新宿ライン 所要2時間、1,980円

◇熱海から東海道線で小田原、小田原から小田急 所要2時間10分、1,309円

 

    

 

 けち臭いことを言うのではないが、久しぶりに小田急線に乗るのも悪くない。ふと思い立ってJR小田原駅で降りた。乗り換えは目の前。35年ほど前、小田急沿線の事業所に2年ほど勤務し、愛甲石田駅近くのアパートに住んでいたことがある。今も時々食べたくなる「箱根そば」は、そのころの朝食から親しんできた。

 

    

 

 小田原から新松田までは、線路の両側に田園地帯がひろがる。後北条家の勢力を支えた穀倉地帯である。しかし新松田からは急峻な地形、点在する盆地に駅があり、伊勢原までは山の中だ。その事業所の従業員は、比較的不動産の安い渋沢~秦野近辺に多く住んでいた。でも僕はその閉鎖性(事業所の・・・じゃないよ)が嫌で、小田原か厚木に住みたいと思って、愛甲石田を選んだ。

 

    

 

 そのころからすると、小田急は駅舎も洗練されてきた。当時「大根:おおね」と言っていた駅の名前も「東海大学前」に替わったし。列車は海老名駅に到着、ここは本社機構のあった大森にいくのに、相鉄に乗り換えていた駅だ。小田急~相鉄~京浜東北線と長い行程なのだが、当時はあまり苦にならなかった。

 

    

 

 列車はやがて終点新宿駅に着いた。お腹が空いてきたので、ランチは「吉野家」へ。夏の定番「麦とろ牛皿定食」を注文した。712円なり。懐かしさに浸ったのはいいとして、用事が住んだら早めに帰りましょう。帰路は新幹線でもいいですかね。