Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

丸の内北口「てんや」の閉店

 「COVID-19」騒ぎで外食産業の苦境は、終わるめどが立たない。馴染みのリーズナブルなランチのお店が、どんどんなくなっていくような気がしている。以前紹介した新橋の「かき天」は、焼肉屋になってしまった。藤沢駅前の蕎麦が売り物の「吉野家」も、閉めてしまった。

 

 3週間ほど前、ゆっくりランチを食べようとやってきたいつもの丸の内北口ガード下の「てんや」。一時期540円に値上げしていた天丼を500円に戻し、「COVID-19」騒ぎの中でもそこそこランチのお客さんが入るようになっていた。

 

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 東京駅構内のいろいろなスペースを土産物屋やレストランに改装するGRANSTAの工事は、この夏前に終了している。「レストラン、どーんと1,000席」とあった予告は、完成したようだ。カツサンドで有名な「まい泉」がカツ丼の店を、駅構内に出している。ディスプレィは美味しそうだが980円は高い。「かつや」なら半値である。

 

 その日は「まい泉」の前を素通りして改札口を出、ガード下まで行って「てんや」に入った。この日は1300過ぎだが、席の半分以上は埋まっている。少しお腹が空いていたので、もりそばの付いた「天丼セット」750円を注文した。

 

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 天丼の具はいつものように、インゲン・かぼちゃ・キス・イカ・エビである。甘めのたれが掛かっていて、食欲をそそる。蕎麦は少し硬めのゆで加減、つゆが滋味深いのは天丼屋のゆえんだろうか。薄い味噌汁も付いていて、昨今の小食傾向の胃袋は十二分に満足した。

 

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 今週も2日間東京オフィスに出たのだが、ブランチを食べてからセミナーの講師役に出かけることにした日があった。手近なところでと、3週間ぶりにガード下の「てんや」に行ってみると・・・無情にも「閉店しました」の貼り紙。

 

 外食チェーンは、全体の2割ほどの店舗を閉めていると聞く。それにしても丸の内北口(サラリーマンの出社風景がTVニュースでよく映るところ)のようなところでなぜ?という疑問はある。まさか、GRANSTAにお客さんを取られたなんてことは無いよね。「まい泉」よりは「てんや」の方が、僕は好きだ。

 

 まあ天丼を食べたくなったら八重洲地下街には「てんや」は残っているので、そこまで足は運びます。それでも職場に近いこのお店、なんとか残して欲しかったなぁ・・・残念です。