Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「マンボウ」が来てしまって

 今日から、ここ静岡県にも「マンボウ」が来てしまった。「COVID-19」の新規感染者が200名を超えるようになってしまっているので、仕方ないかなとも思う。飲食店の営業時間の短縮(PM8時まで)と酒類の提供停止が主な措置である。飲食店の中には食材の在庫の調整や、すでに入っている予約の始末で困っているところもあるだろう。政府の決定は5日だから、中2日の期間しかない。現場としては、もう少し早く言ってよということだろう。

 

 その決定だが総理は「専門家(分科会)の意見を聞いて」決めるといつも仰る。ところが先週の「自宅療養方針への転換」は分科会には全く知らせないで決めている。田村大臣によれば「病床使用に関する件なので(分科会には諮らず)政府で決めた」とのこと。じゃあ分科会のミッションってなんなんだっけ?「COVID-19」関連の政策に対し、感染症や経済の専門家の見地から意見を言うところだったと思うのだが。

 

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 そういえば先月の「朝まで生TV」で、慶應の小林教授(分科会メンバー)が他のパネリストから、

 

 「1年半も期間があったのに、分科会は専門病床の拡大に何も貢献していない」

 

 と詰め寄られ、

 

 「分科会はその件には口を出せないのです」

 

 と悔しそうに言っていたのを思い出す。同教授は「COVID-19」禍の初期に「水際対策の充実」を提唱したのだが、厚労官僚にシカトされたと司会者が助け舟を出していた。感染拡大の見通しや国内における防止措置へ意見は言えるのだが、その他については権限がないということらしい。それなら分科会長の尾身先生が、総理の記者会見に同席することは必要ないようにも思う。

 

 そんなことを考えながら、今日は県境を越えて小田原までやってきた。所要を済ませてランチをと考え、ドンキの先にある「てんや」に入ることにした。丸の内北口ガード下の店が閉まって半年以上、食べたことのないワンコインランチである。

 

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 インゲン・カボチャ・エビ・イカ・キスの天ぷらが、甘辛いタレをからめて乗っけられている。味噌汁も付いて税込み500円とはありがたい。こういうリーズナブルなチェーン店は、熱海という町には少ない。どうしても越境せざるを得ないので、知事さんたちには申し訳ないけれど、これからも「お目こぼし」をお願いしますよ。