熱海に人出が戻ってきた。人数制限をしているとはいえビーチで泳いでいる人は多いし、僕らの住んでいるマンションにも定住ではない「リゾート族」の人たちが大勢来ている。駐車場では、横浜・品川・大宮･･･などのナンバーの車が目立つ。
ある旅館の従業員のツイートによると、先の４連休は満室だったという。
・マスクもしないで大宴会
・芸者さん呼んでカラオケ
・夜の夜中までどんちゃん騒ぎ
という始末。もちろん大半のお客さんは首都圏からの人たちである。旅館の経営者は「今がチャンスだ、売りまくれ」と号令をかけるが、従業員の方は複雑な心境。４連休以前の話だが、また新たなクラスターが発生。10日ほど前にすでに感染が判明した人が巡った喫茶店で数名の感染者がでた。店名は１～２日遅れで公表されたものの、市民は不安がっている。
それでも、商店街では店の入れ替わりが進んでいる。６月のOpenした「おさかな丼屋」は、結構繁盛しているようだ。その隣の「磯丸寿司」も人気だし、名物（？）の四角いシュークリームも売れていると聞く。先月末には「PERSIAN GALLERY AOYAMA」も開店した。なんで熱海でペルシア絨毯？と思ったが、お金がたくさんある別荘族には気になる商品なのかもしれない。
この通りはよくTVでも紹介される「平和通り名店街」だから新陳代謝もすすむのだろうが、路地に入ったり中心街から外れると大正時代からそのままじゃないかという光景も残っている。スマートボールや射的のお店もあるが、いまどきどのくらいの人がアナログゲームを楽しむのだろう。正直お客さんが入っているのを見たことがない。
さらに最近の感覚では信じられないような店もある。その代表がこれ。業務内容は普通のスナック喫茶、コーヒーを飲んだり軽食（スパゲッティ、サンドイッチ等）を食べたりできる。お酒も出すようだ。それはいいのだが店名「＊＊＊＊」はひどいだろう。「Black Lives Matter」の人たちが見たら、襲撃してくるのではないかと思う。
僕らのマンションにもこの店の常連さんがいて、「＊＊＊＊で、何時に会いましょう」などと大声で話している。店名は自由とはいえ、リテラシーがあればきっと改名していますよね。
