Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

「3密クーポン」ならやめて!

 すっかり春の陽気だが、残念ながら「行楽気分」は盛り上がらない。今の時期ならまだ函館は寒いし、お目当ての「ガスバリ」の新酒も出ていまい。だから沖縄県宜野湾市というのが第一候補なのだが、このところ沖縄の「COVID-19」リバウンドが激しい。玉城知事は「第4波の恐れあり」と、飲食店の時短営業などの措置を取り始めた。一方で「ハピ・トク沖縄クーポン」を出すという話も聞いた。12,000円分のクーポンを、10,000円で購入するのが基本。

 

 「Go To」がないから、県で独自の観光客誘致を含む経済振興策というわけ。ちょっとだけ魅力に思ったが、やっぱり沖縄行きはあきらめよう。クーポンなら熱海にもある。僕ら夫婦は申し込まなかったが、熱海商工会議所が発行した「17時からクーポン券」。15,000円分のクーポンを10,000円で、一人2冊まで買える。プレミア金額は大きいのだが、17時以降しか使えないというのが特徴。

 

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 飲食店以外でもタクシーなどにも使えるからお得、との宣伝文句だった。しかしよく考えたら17時以降、出歩いたり外食する機会は少ないと思って、購入しなかった。このクーポンの発売時は熱海の街は火が消えたようだったが、今はホテルは満室状態。先日は花火大会もあって、多くの観光客が来ている。クーポン券は大活躍しているのかもしれない。

 

 微妙な思いで駅前の用事を済ませて帰ってきたが、ニュースを見ると「困ったクーポン」も出ていることが分かった。それは「ぽっきりクーポン」。

 

「熱海の夜の街を盛り上げたい」 明朗会計の「ぽっきりクーポン」開始 - 熱海経済新聞 (keizai.biz)

 

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 最初この記事を見ても、何が「明朗会計」か分からなかった。しかし参加している店舗の名前を見て、これって「接待を伴う店」だと理解した。温泉処によくあるピンク酒場、僕がこの街に引っ越してきたときが街の景気のボトムだったから、ピンク酒場も低迷していた。その後街の景気は上向くのだが、多分客層が替わった(オヤジの団体旅行⇒GALのグループ旅行)のだろう、ピンク酒場は減っていった。それでもこの記事にあるように、12店舗も生き残っていたことに逆に驚いた。

 

 熱海の街のイメージも考えて、また「3密」を避ける意味でも、こんなクーポンはやめて欲しいと思います。