Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

和牛と国産牛(後編)

 そして次の日、焼くのは国産牛のミスジ肉。和牛と国産牛の違いは、含まれる脂分にあるのは間違いない。品種改良して、全身により多くの脂分を蓄えることができるようにしたものだろう。そういえば某国が「和牛のDNA」を盗もうとしたという報道もあった。

 

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 対面コーナーで切ってもらった固まりの厚さは、5cm以上ある。これを半分に切ってステーキにしてみようと思う。ミスジ肉は前足周りの希少部位で、あまり使われていないので固くないけれど、旨味はたっぷりというのが特徴。「ハナマサ」などで買ってきて何度も味わっているが、ほとんどは輸入肉。

 

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 半分に切ってバットの上に置き改めて見ると、輸入肉よりはサシが多い。ミスジの難点は中央にある比較的固いスジ、これを念入りに切っておく。その後塩・コショウ・ニンニク粉を振ってしばらく置く。上に見えるのが一緒に炒める野菜。赤タマネギは貰い物だが、ナスとシシトウは家内の手作りである。

 

 ぶ厚いので片面1分、じっくり焼いた。野菜の上に乗せて十分蒸らしてから取り分けて食べた。出来上がりは充分「Rare」。これもナイフはするりと通り、旨味が口の中に広がる。それでも脂分は「和牛」よりずっと少ない。僕は「国産牛」の方に軍配を上げたい気分。

 

 そして3日目、残った1枚の和牛サーロインを片面30秒焼いて、2人で分けた。30秒でも焼きすぎの感覚。ほんのあぶる程度でいいようだ。前日2人で食べきれなかった国産牛ミスジのステーキは、ローストビーフとして薄切りにした。こうすれば固いスジも難なく食べられる。

 

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 この日合わせたのは、

 

成城石井で買った、南アフリカのヌーボー。Imbuno Nouveau Chenin Blanc 2021

KALDIで買った、イタリア・ヴェネト州の赤。Marogne Rosso Veronese 2016

 

 の2本。赤ワインの方は、真夏ゆえちょっと冷やして飲んだ。赤ワインは室温というが、それは寒冷な欧州の室温なので、ちょっと冷やすぐらいがいいという人もいる。

 

 1晩おいたローストビーフもまたいい味わい。うん、この3日間の牛三昧、とても良かったです。これも「ロピア」様様ということで、また黒岩知事の目を盗んで買いに行くことにします。