首都圏の緊急事態宣言は、今週始めに解除された。月曜日に用事があってオフィスに行ったが、宣言中は入り口には警備員さんだけだったのが、その日からだろう受付の係の人が座っていた。とはいえ、オフィスの中に人は多くない。まあ８割以上はテレワークだろう。
オフィスでは雑事を済ませただけで、ある企業さんを訪問。この企業さんとある種のレポートをまとめているのだが、大半はビデオ会議で済ませられても最後のレビューだけは面と向かっての方がやりやすい。期末までに仕上げないとという、時間の制限もあってリアル会合となった。
その用事が済めば「感染の巣窟」という人もいる東京都に長居は無用、八重洲地下街の「吉野家」で遅めのランチを食べて帰宅することにした。地下街も東京駅も、昼過ぎくらいの時間帯は混雑と言う気はしない。それでも報道では、都内及び近県の人出は減っていないと（携帯電話の位置情報を根拠に）言う。
政府分科会の尾身会長は、多分「緊急事態宣言解除」には反対だったのだろう、記者会見で「東京都には見えない感染源がある」と心配そうに話していた。大手企業はテレワークに精を出し、飲食店も（潰れたのもあるが）時短やソーシャルディスタンスに協力しているのにどうして･･･との思いはある。
一方、上野アメ横周辺や新宿の盛り場では、終夜営業の店や路上で朝まで吞んでいる人たちもいるという。大声で騒いだり酔いつぶれる人もいると聞く。当然マスクなどしているはずもない。「見えない」どころか、このあたりが感染源と見るのが普通ではないかと思う。街中では高濃度のお酒も売っているしね。
かといって時短に応じない店に「時短命令」を都知事が出したところ、反発もある。大手外食チェーンが東京都を憲法違反だと訴える騒ぎにもなった。その結果だろう、早々に感染拡大の兆候が出てきた。
国内感染、新たに１９１８人 東京４２０人、宮城は最多１７１人―新型コロナ：時事ドットコム (jiji.com)
今日から東京オリンピックの「聖火リレー」が始まる。政府が「緊急事態解除」を強行したのは、このためだったという人もいる。イベントの解禁や観客増への期待は理解はするが、上記のような「感染源」は取り締まってもらいたいものだ。
マイアミではビーチで騒ぐ若者たちを検挙したとも聞きます。騒ぐなと言って従わなければ「公務執行妨害」で逮捕･･･なんてできませんかね？
