Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

平井先生朝食セミナー2022(前編)

 秋葉原で目覚めて総武線に乗り、四ツ谷で下車して向かった先はニューオータニ。毎年恒例、平井議員の朝食セミナーである。昨年より大きな部屋で、参加者は1,000名ほどだろうか?昨年より5割は増したような気がする。外資系の友人と入り口で会って、一緒に会場入りした。彼は「もっと前に行きましょう」と僕を急き立て、結局一番前の列に座った。

 

 何人か、懐かしい人に会えた。NTT接待事件で表舞台を去ったある人物と、久しぶりの会話もできた。まず最初に挨拶に立ったのは、今のデジタル大臣河野太郎議員。マイナカード保険証問題でヘコんでいるかと思いきや、意気軒昂。「平井先生の敷いたレールと工程表にしたがい、粛々とデジタル改革推進中」という。

 

    

 

 続いて平井先生と、元MITメディアラボ所長の伊藤穰一氏が登壇。Web3.0や日本のデジタル化についての対談が始まった。伊藤氏はデジタル庁の初代デジタル監に推されながら、過去に児童性犯罪者との関係があったことで就任できなかった人物である。ただ、デジタル革命についての能力や経験については、第一人者と言える。

 

MIT流の未来社会論 - 新城彰の本棚 (hateblo.jp)

 

 最初に米国でデジタル革命を励起した教育について、伊藤氏は「日本の教育を受けたことがないので比較できない」としながら、イーロン・マスクはじめ、革命の寵児たちの多くに自閉症などの発達障害があるが、その分優れた部分を持っていて「そういう人材を矯正したり排除しない教育・社会」が良かったのだという。

 

    

 

 MITでのノーベル賞受賞者は100名近いが、その6割(伊藤氏の感覚)は発達障害などを持つ偏った人物とのこと。平井氏も「変わり者をツブす(日本の)教育が間違っている」と相槌を打つ。

 

<続く>