Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

敵は幾万ありとても・・・

 先週のバイデン大統領の電撃キーウ訪問には、本当に驚かされた。現に空襲警報が鳴る戦時下の国であり、米軍が戦っているわけでもない。

 

・小型機でポーランド入りし列車で10時間かけてキーウへ向かうルートの選定

随行員を最小限に絞り、情報管制を徹底させる

 

 見事な<Mission Impossible>だったと思う。さて、これで窮地に立った人がいる。いや、プーチン大統領ではない。日本の岸田首相と官邸である。5月のG7広島サミットの議長でありながら、唯一キーウを訪問していない首脳になってしまったのだ。岸田首相にはキーウ訪問の意志はあったのだが、

 

官邸の危機管理ってこんなもの? - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

    

 

 のように読売新聞にスッパ抜かれる醜態。外交評論家からはこんな情報管理体制で訪問なんか無理と酷評されている。加えて「首相外遊にあたっての国会事前報告義務」などのカベがあって、本当に<Impossible>になりそうだ。

 

 しかし地元広島、しかも被爆地でのG7議長。必然的にウクライナ紛争は主題となる「晴れ舞台」を汚さぬためには、なんとしてもキーウ訪問はやってもらいたい。そのためには、平和ボケ日本を徹底改革する必要がある。

 

・国会の秘密会を活用、国会議員に厳しい情報管理義務を負わせる

・敵基地攻撃だけでなく、自衛隊の海外ミッション能力を抜本改革

・国民の知る権利の制限も必要なことを、正直に国会等で説明

 

 が求められる。そんなの5月に間に合わないよと反論されそうだが、それなら上記のような議論を惹起するために、

 

・正々堂々訪問日程を公表

政府専用機を護衛機なしでシベリア経由で飛ばす

 

 くらいのことをしてもいいのではないか。岸田首相には「敵は幾万ありとても」の心意気で、キーウ強行訪問を成し遂げていただきたいです。え、敵って誰だって?少なくともロシアではありませんよ。平和憲法などを盾に日本の安全を脅かしている、一部の人達のことです。