バラを堪能した後は、ドンキ山下総本店を横目に元町ストリートを歩いた。MM21線の終点元町中華街駅で降りると、いつもはドンキに向かってしまう僕ら夫婦。その反対方向にある元町には、
・僕は行ったことなし
・家内は横浜市民だった時に訪れて以来
なのだ。家内によると「エレガンスの街」なのだそうだ。僕にはニュアンスのよく分からない単語である。「ハイソなのか?」と聞くと、睨まれてしまった。綺麗な石畳の自動車一方通行路、両側にエレガントな店が立ち並び、馬車道同様ところどころにベンチがある。
いろいろな店の名前をつぶやきながら、家内は店頭を渡り鳥のように飛んで回っている。やがてぽつりと「ある程度の年齢にならないと、良さが分からないこともあるのね」とつぶやいた。
僕の方はというと、もうじき封切られる「帰ってきたあぶない刑事」のポスター(*1)を見て喜んでいるくらい。歩き回っているうちに、お腹が空いてきた。このストリートの奥にもう1本道があって、そちらの方が飲食店は多そうだ。でもあまり重いものを食べると、夜に差し支えるし体重が心配。
ふと立ち止まったのが、高級パンのお店「POMPADOUR」の前。美味しそうな香りもしている。ここで軽食が食べられると知って、ランチはここに決めた。パンの販売コーナーの奥に、2人卓が5つばかり。空いていたテーブルに座って、僕はナンと野菜カレー、コーヒーのセットを注文した。
まずコーヒーが来て、なかなかに深い香り。ストレートで半分飲み、少しだけミルクを入れて残り半分をいただいた。
サラダにはドレッシングが一杯、ナンに焦げ目はないがもっちり、ふわふわ。トマトソースで絡めた野菜炒めは懐かしい味。カレーは具がたっぷりで、辛さは控えめ。ナン抜きでも食べ進めることができるくらい。
思わぬ「エレガントランチ」になりました。重すぎませんでしたしね。この街、好きになりそうです。
*1:舘ひろしさんと柴田恭兵さんがオープンカーでパレードの最後尾を飾る - ヨコハマ経済新聞 (hamakei.com)