Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

配備だけでも陽動になるのなら

 追い詰められたプーチン政権(&ロシア)にとって、味方は多くない。あの北朝鮮さえ、ロシアを見限るのではないかという説も出てきた。そんな中で「変わらぬ盟友」であると公言しているのが、ベラルーシのルカチェンコ大統領。もしロシアで政変でも起きたら、自分もかつてのルーマニアチャウシェスク書記長のような目に遭うと思っているのかもしれない。日本人には分からない重苦しい積年の何かが、あのエリアにはあるのだろう。

 

 かといって、ベラルーシがロシアに加勢して参戦するとは思えない。自分の方がプーチン先生より先に、袋叩きにあうだけだ。しかし「陽動」くらいなら手助けはできる。ロシア軍がベラルーシに入り、ウクライナ国境に展開しているらしい。首都キーウまでは100kmほど、警戒が必要だと識者は言う。

 

    

 

 僕自身は、徴募したての戦力とはとても言えない部隊を並べた「カカシ」だと思っているが、それでもウクライナとしては多少は警戒兵力を回さないといけない。それを聞いて、以前自衛隊が「北方領土特種演習」でもしたらどうかと暴言を吐いたことを思い出した。

 

極東有事を考える - Cyber NINJA、只今参上 (hatenablog.com)

 

 もうロシアの北方領土の兵力は減っているはず。そこで大規模演習をすれば、ちょっとは気にしてくれるかもしれない。併せて、いかにも何かが起りそうな欺瞞通信を米軍や自衛隊の間で急増させる。燃料や補給品(さらに輸血用血液)などを根釧に送る・・・などすれば、プーチン先生も無視は出来まい。

 

 ロシアの諜報能力は今も高いという。それならそのネットワークに欺瞞情報をたっぷり流してあげるのも、いいプレゼントになるかもしれない。もし怒ってきたら「Trick or Treat?」と言ってあげればいいでしょう。