Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

そんなに食べられないよ!

 福袋といえば、昨日紹介した「百貨店」などでお正月によく見かけたものだ。しかし昨今はいろいろな業態でこれを出していて、近年は外食産業は「我こそは」と競って出してくるのだという。例えば「CoCo壱番屋」の2,000円の福袋は、

 

・トートバッグ

・種々のGoods

・500円割引券(3ヵ月有効)×4枚

 

 となっている。壱番屋を常用している人なら、2,000円分の割引を受けられるのだからバッグその他は「タダ」ということになる。「COVID-19」騒ぎで遠出も出来ないし宴会も無理、せめてランチぐらい豪勢にというお客様の争奪戦ということだろう。

 

 他の外食産業も知恵を絞っていて、吉野家松屋は食品詰め合わせのWeb通販、なか卯すき家ではGoodsと割引券の入った福袋を販売するらしい。そんな中でも「松屋」が福袋と同時に発売する年末年始限定メニューはものすごい。

 

松屋「お肉どっさりグルメセット」発売、牛めし並盛り3倍の肉量、年末年始の食卓向けにテイクアウトも|食品産業新聞社ニュースWEB (ssnp.co.jp)

 

 「お肉どっさりグルメセット」というのは、普通の牛丼の具の3倍のお肉を皿に盛り、ご飯・サラダ・味噌汁が付いたもの。さらにご飯は大盛り・特盛りが無料だとある。たしかにこの量では、ご飯が普通盛りでは足りないだろう。

 

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 「松屋」チェーンはオフィスの側に店舗がない、株主でもないことから滅多に利用しないが、印象としては若い人向けの店だと思っている。「日高屋」などではご老人がハイボールなど片手に餃子をつまんでいるのだが、「松屋」ではランチにやってくる若い人が黙々とご飯を食べているような気がする。

 

 先日も通りかかった藤沢の店でランチをしたのだが、午後2時という時間なのに若い人が間隔を開けずに入ってきて、みんな無口にランチの食券を出していた。この日は僕もお腹が空いていたので精一杯気張って「ブラウンソースハンバーグエッグの定食」を頼んだ。

 

 定食はご飯・サラダ・味噌汁は決まっていて、ブラウンソースにはマッシュルームが入っていた。少し濃すぎるので卵の黄身でマイルドにしようと目玉焼きをのせたわけ。ご飯は普通盛りでも十分お腹に溜まります。牛丼の3倍の肉盛りを付けた定食にご飯の特盛りって、僕には想像もできません。まあ食べ盛りの人にお店からの気合の籠ったプレゼントというわけでしょうね。