尾鈴山酒造の焼酎を、何杯呑んだのか覚えていない。店を出て駅前のホテルにチェックインした。そのまま熟睡・・・。翌日は特に予定は入らず、起きた都合で帰ることにした。まだ陽が登り切らないうちにホテルを出て、冷えるなぁと思いながら300mほど離れた大阪駅へ。ここのみどりの窓口で、あらかじめ予約しておいたのより1時間早い列車に変更してもらった。
途中朝食を食べるところはないかなと探したのだが、見つからない。ちょうど通勤時間帯なので、駅構内の人は多い。大阪駅から隣の新大阪駅まで来たが、ここでも人は多く、朝食はピンとくる店がない。ひょっとすると休業に入ったお店もあるのかもしれない。
復路は往路同様、新大阪~名古屋間はのぞみ、名古屋で隣のホームのこだまに乗り換える。乗り換え時間は同じく4分。京都を出て、米原駅を通過するころから雲行きが怪しくなってきた。ふと気づくと一面雪景色、高速で走っているせいか吹雪のように見える。東海道新幹線が雪害で遅れるとしたら、それはこの関ケ原に決まっている。
雪を見ていたらお腹が空いてきた。かといって車内販売のサンドイッチなどには触手が動かない。そこで名古屋駅での4分の乗り換え時間を利用して、駅弁を買うことにした。昨年末も名古屋に来た帰りに「松浦商店」の駅弁を買って車内で食べた。その時は「天下とりご飯」を食べたから、今日はそれ以外のものをと売店に行った。目についたのが「味噌ヒレカツ重」、980円なり。すぐに列車は出るので即断即決、それを買って車内に入った。
名古屋と言えば味噌カツだが、味噌カツ重や味噌カツ丼というのはあまり聞かない。開けてみると、一口サイズに切られたトンカツがご飯の上に並べてあり、八丁味噌がかかっている。有名な味噌蔵「カクキュー」の味噌だとパッケージにある。それに半熟卵やすりごま、カラシなど複数の添え物がある。
半熟卵をソース代わりに使うのは、面白いアイデアだとは思うけれど、卵を割ったり殻を捨てたりするのは駅弁としては面倒くさい。名古屋駅を出てすぐ食べ始め、三河安城駅を出るころには食べ終わった。まあ、評価は60点くらい。
「COVID-19」騒ぎの中、とても慌ただしい大阪行きでした。新幹線も50%くらいの乗車率、京橋の店は満席、ちょっと考え込んでいたら「Go To全面停止」のニュースが来ました。そう、やっぱり年末年始は巣ごもりですね。