Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

今度は庶民的な名古屋メシ

 このところ縁ができて、また名古屋にやってきた。今回は母校である名古屋大学で、経済学部で1日だけの講座(高座?)をさせてもらうのだ。半年間の講座の担当が旧知の人で、Global & Digital時代の企業活動に関する14回シリーズの1回を任された。このところサイバーセキュリティの話をすることが多いのだが、今日は「純粋に儲ける」話ができるのが嬉しい。

 

 少し早めの新幹線に乗り、11時過ぎに名古屋駅に着いた。ここで早めの昼食を、前回は豪華な名古屋メシである鰻づくしを頂いたこともあって、より庶民的なものを食べようと思う。鈴鹿市訪問の前に、尾張一宮の「風来坊」で手羽先の唐揚げを食べていた。残る代表的なものといえば、味噌煮込みうどん(きしめん)か味噌カツ

 

    

 

 暑くなってきたので、うどんは頭から消えて、名古屋駅構内の食堂街で「キッチンなごや」で味噌カツを食べることにした。名古屋名物と言われる「八丁味噌」、味噌汁以外にもうどんなどいろいろなものに使う。とんかつチェーンなどでも食べられる味噌カツだが、名古屋のものは少し違う。

 

    

 

 この店に入るのは初めてだが、定食を頼むと結構典型的なものが出てきた。ご飯と味噌汁、それに山盛りの千切りキャベツ、それだけしかないシンプルなもの。ただご飯も味噌汁もキャベツも、お代わり自由である。

 

 トンカツの肉はすごく薄くのばしてある。いわゆるワラジトンカツ。大きいという意味ではなく、薄っぺらいということ。これにたっぷりのコロモを付けて揚げ、最後は味噌の鍋で煮込むくらいに味噌をコロモに含ませる。肉の量が少ないのに、カロリーは非常に高い。十分お腹にたまったところで、大学へ向かった。

 

    

 

 小雨の中90分の講義を済ませて、名古屋駅まで戻ってきた。帰る前に、もうひとつ食べておきたいものがある。前回も寄った「サッポロラーメン熊ちゃん」のお店。今度は昔懐かしい「とうきび塩ラーメン」を注文した。

 

    

 

 この店が、40年以上前に通っていた「熊五郎ラーメン」の関係店なのかはわからない。当時もこんなものを食べていた。とうきびがたっぷりかかり、麺とモヤシが沈んでいる。このとうきびが味のポイントなのだ。懐かしく食べすすんでいくと、丼の模様がほとんど消えてしまっているのが分かった。

 

 真実かどうかは別にして、これが創業50年のラーメン。僕の学生時代のソウルフードだと思いましたね。