Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

懐かしい辛さ「味仙」

 今週1年ぶりに名古屋に行ったので、ちょっと郷愁が湧いてしまった。とはいえ、今日も東京でお仕事。月に一二度ある御成門でのイベントに参加して、終わったのが夕方5時過ぎ。冬至も近いのでかなり暗い。東京タワーもライトアップされていた。今日もランチは食べていないので早めのディナーとしようと思いながら、新橋方面に向かって歩いた。

 

 最近見つけたのがマッカーサー道路の交差点にある「はなまさ」、ちょうど都営地下鉄御成門駅と内幸町駅の中間にある。ここで例によって、週末ステーキやローストビーフ用の肉を買うのだ。この日はいいミスジ肉があったので、早速購入。そのまま新橋駅まで歩いた。先日「かつや」で海鮮フライ定食を食べたのだが、今日はちょっと違った夕食にしようと考えて新橋の駅前雑居ビルに入った。

 

    f:id:nicky-akira:20201113071638j:plain

 

 目に留まったのが「味仙」、名古屋勤務時代に暮らしたマンションの近くにあった店である。「名古屋元祖の台湾ラーメン」という不思議なキャッチフレーズは、太平洋戦争後台湾から引き揚げてきた名古屋人が、故郷で始めたお店ということらしい。

 

 その特徴は、とにかく辛いことと、割合小ぶりなこと。職場の宴会をやり、気の合った仲間でスナックに行き、そこで別の職場の連中に合い、三次会として「味仙」に行くというパターンが多かった。ある部長がこの店の熱烈なファンで、スナックで会ってしまったら運の尽き。「締めのラーメン、行くぞ!」と声を掛けられれば従うしかない。狭いサラリーマン社会のしがらみである。

 

    f:id:nicky-akira:20201113072525j:plain

 

 この部長、クセが悪いのが「早食い競争」を強いること。ご本人が一番にならないと機嫌が悪く、昼間に意地悪をされるという噂もあった。僕は猫舌なので、絶対にこの部長に勝てる可能性はなかったからいいが。

 

 その懐かしい味をと思い「台湾ラーメン」(800円)を注文した。ニラ・ネギ・ひき肉が浮いているが、それより目立つのが赤い唐辛子。スープを一口すすって「カ・・・辛い!」と飛び上がった。本来辛く炒めてあるひき肉が甘く感じるほどである。ヒーヒー言いながら食べ終わった。さすがに、スープを飲み干すことは無理。全身温まった状態で、ビルを出た。

 

 昔より辛かったような気もするが、多分記憶違いだろう。懐かしい味・・・というより辛さ、逢えてよかったですがしばらくは遠慮しておきます。ごちそうさま。