Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

お刺身三昧の休日(2)

 僕は覚えていなかったのだが、マグロを売ってくれた店では一度買い物をしていると家内が言う。ベビーホタテのパックを買ったのだが、美味しくなかったとのこと。それでもマグロだけでなく、カレイのエンガワも買った。覚えていないというのは恐ろしいことだ。

 

 加えて「魚仙人」のお店でニシンの刺身を、タコのおじさんの店でタコ足の薄造りを買い、さらに小ぶりのエビも買って意気揚々と帰ってきた。エンガワはヒラメが有名だが、左右の違いがあるだけで似たような種類。カレイのエンガワだって上物である。ニシンは干物にしたり、焼いたり、煮込んだりしたことはあるのだが刺身は記憶にない。

 

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 自由行動の時間に、家内は街中の道を歩いてきたという。この街には中央分離帯が立派な広い道(要は防火帯なのだが)が多く、いろいろな植物が自生している。その中にフェンネルやシソもあったということで、採取してきてくれた。それに朝市なりスーパーなりでトマトやキューリが手に入ったので、これを付け合わせにして豪華な刺し盛りを作るのは僕の役目。

 

 まず一皿目の手前がマグロ、左が赤身で右がトロ。トロの奥がカレイのエンガワ、さらに奥に半透明のタコ足。左側にダイコンのツマを敷いた上に載っているのが「魚仙人」のニシンである。どのパックに入っていたか分からない、ワサビ(これよく効く!)を置いてパセリを散らす。皿の一番下にはフェンネルがたっぷり敷いてある。

 

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 加えて小エビも食べやすいようにカラや足を取り除いて、別皿に盛っておいた。いい気分で生協で仕入れてきた函館限定の日本酒「ガスバリ」を呑み始めたのだが、メインのお刺身の皿がたちまち空に・・・やっぱり刺身の半分を翌日に残しておこうなどとケチなことを考えたのが敗因。慌てて第二の皿を用意した。右側が半透明タコ足の残り半分、食べやすいように半分に切っておいた。左側が「見開きマグロ」の大トロ部分。さすがに何カ所か骨があったのだが、これは包丁を中てると音がするので、その部分を指で堀り出して抜いておいた。

 

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 お刺身を何種類も一杯買ってきたので、半分ずつ2日に分けて食べればいいだろうという作戦は見事に失敗。最初の銃声がしてから後まで続く作戦はないというのが陸戦の常識だが、ここでも美味しいものを前にして「いただきま~す」と言ってから後までは何も続かないことが証明できた。

 

<続く>