買ってきたお刺身の相当部分を食べてしまったので、翌日も「はこだて自由市場」に出かけた。お目当ては２つ、「見開きマグロ」とタコ足おじさんの店のタコである。「函館朝市」とは違い、自由市場には多くの地元の人が買い物にやってくる。だから「COVID-19」騒ぎの影響は「朝市」ほどではないが、やはりプラス面は考えにくい。ここでも、廃業する店舗がいくつかあったようだ。
南側の入り口近くのスペースは、「活イカの釣り堀」になっていた。このアトラクションは「朝市」にもあるが、なんとなく物悲しく思える。その向かいのスペースは昨年来た時もイートインコーナーだったが、ちょっと拡張して炭火焼きができるような設備になっていた。消火器も排煙用のダクトも真新しい。
当家はコンドミニアムだから無用だが、キッチンのないホテルだったら市場で買ったものをここで焼いて食べるかな？ちょっと無理があるのではないかと思える。それはさておき、目的のものは買ったので勇んでコンドミニアムに帰ることにする。「見開きマグロ」の店主は「美味しかったよ」と言ってあげても無表情だったが、タコ足おじさんは最敬礼してくれた。
最後のディナーの日、冷蔵庫に残っているお刺身は「見開きマグロ」が半分強。しかし自由市場は日曜日なのでお休み。仕方がないので「MaxValue若松町店」に行ってみることにした。到着した日にはあまり感動しなかったのだが･･･「あれ？このタコ足、半透明じゃない。このエビ大振りで新鮮そのもの」。ここ北海道Maxでは、日曜市というのがお得らしい。
タコ足おじさんのところのタコは切り身なのだが、こちらでは１本なりもしくは半切でパック詰めされている。タコ足とエビを買ってきて、包丁を入れたり頭や足、カラをとるのは僕がやった。
残ったフェンネルとキューリのスライスをあしらって、マグロとタコを一皿に仕上げた。エビはもう一つの皿に綺麗に並べる。初日に買った笹かまぼこが残っていたので、一緒に盛り付ける。シソの葉も最後まで重宝した。
いや結局最後の夜まで「刺身三昧」、この時期の函館の楽しみ方が少しわかってきたようです。ごちそうさまでした。
