Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

お刺身三昧の休日(1)

 今回の滞在は4泊、少し短い気もするのだがやるべきことを夫婦で合意し、着実に実行に移せばいい緊張感を維持したまま旅を終わらせることができる。じゃあ、そのやるべきことって何なのか・・・メインはお刺身を一杯食べることである。お酒好き夫婦ではあるのだが、今回ばかりはそのお酒さえわき役に廻すくらいの覚悟でやってきた。

 

 理由は、梅雨時に函館に来るのが初めてだということ。この時期は例年海外旅行や出張が入ってくるので、国内旅行はほとんどしたことがない。だから、この時期の美味しいものを味わって帰りたいという思いが強い。お肉の方は旬というよりは常備食材のイメージが強いので、探すべきはお魚ということになる。

 

https://nicky-akira.hatenablog.com/entry/2019/12/07/140000

 

 まずいつものように「はこだて自由市場」に出かける。ここでは、お土産物の数の子なども買うのだが、メインはやっぱりお刺身。上記の記事で紹介した「魚仙人」のような風貌のお爺さんが、黙々と切っている切り身が最初のターゲットだ。その向かいのお店には、太い蛸の脚を切ってくれているおじさんがいる。半透明で弾力性があり、前回の滞在でも一度買って食べた。

 

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 早速買いそうになったが、自制心を働かせて我慢。ほかの店も廻ってみることにした。「魚仙人」の刺身も、半透明のタコ足も逃げていきはしない。するとあるお店の棚に、大振りの本マグロの切り身が・・・。尻尾に近い方の半身のパック詰めが1,000円。その大きさにも驚いたが、隣の1,500円のパックはこんもり盛り上がってものすごいボリューム。どうもマグロの脇の部分を10cm幅くらいに切った半身のようだ。

 

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 背に近いところは赤身、その下が中トロ、さらに下に行くと脂のたっぷりのった大トロのように見える。さっそく1パック買おうとしたが、ここの親父の愛想が良くない。どうもBtoB中心の店のようで、一見の観光客なんか目に入らないようだ。

 

 それでも辛抱して(食欲いや舌欲と二人連れなのでね)、なんとか売ってもらった。コンドミニアムに持ち帰り、パックを開けてみると・・・赤身の部分が折りたたまれていたことが分かった。左の赤身から真ん中の中トロ、右端の大トロまでマグロの身の「見開きページ」を開いたような「圧巻」だった。

 

<続く>