今日も週に一度の出勤の日、朝７時には家を出て熱海駅に向かった。夏至も近く朝４時半ころには明るくなるので、早起きは苦にならない。それはいいのだが、このところ朝の新幹線が混み始めたのは気になる。東京都が日本全体の新規感染者の相当部分を占めるようになってきて、感染のルツボに向かうように思えてしまう。マンションの定住者さんたちは、東京からやってくるリゾート族と距離を置いているし、僕などはどっちつかずの蝙蝠扱いである。
こだま号の自由席車両で、窓際のA席・E席がところどころ埋まっているくらいだったのが５月、今は中央のC席まで埋まってしまった。暑くなってきたのに乗客はみんなマスクをしていて、話し声もほとんどない。少々気づまりな45分間が過ぎて、東京駅に降り立つとここでも人込みが目立つ。
一方オフィスの方は、朝早くには人影はない。早いうちに仕事を片付けてしまおうと書類を整理し、何人かが出勤してきたところでブランチに出かけることにした。厳密にいえば就業規則違反なのかもしれないが、「密」を避けるためだから大目に見てもらおう。暑いので地上に出る気はなく、丸の内北口地下の「いろり庵きらく」で蕎麦でも食べようと思う。
この店はJRの駅そばチェーン、オフィスから近いのが取り柄だ。まだ営業は片肺飛行状態で、食券自販機は１台だけ稼働。店の外にできる食券待ちの行列制御のための立て看板が見える。まあ朝10時ちょっと前なので、行列はない。このお店は10時までは朝セットメニューがある。選んだのは「しらすご飯セット」430円なり。
いつもは蕎麦とうどんを選択できるのだが、今は「片肺」ゆえうどんの提供はなし。座席もまばらにおいてあって、「密」を避ける工夫がしてある。あげ玉と刻みネギをたっぷり加えてもらったかけそばと一緒に、小ぶりのご飯をたまごかけにしていただいた。シラスがいいアクセントになっていて、ちょうどいいブランチになる。
さあお腹もしっかりしたので、オフィスに戻って打ち合わせ、その後ちょっとした収録をしますよ。張り切っていきましょう。
