Cyber NINJA、只今参上

デジタル社会の世相をNINJAの視点で紐解きます。

居酒屋・蕎麦屋、コインの裏表

 「COVID-19」緊急事態宣言中ではあるが、今日は「赤坂ガーデンシティ」で某誌の対談収録である。午前11時30分開始という不思議な時間帯、以前なら昼食を摂りながら対談することもあったのだが、この状況ではそれはないだろう。それならブランチを食べてから会場入りしようと、ルートを考えた。

 

 会場の場所は、青山一丁目駅赤坂見附駅の中間あたり。オフィスのひとつが青山にあるので、青山一丁目駅の食事処は割合知っている。一方赤坂見附駅では何度も降りたことはあるが、大体地下道経由紀尾井町の方に行ってしまうので、駅の周辺は記憶がない。ならば、と赤坂見附駅で降りて、地上に出てみた。

 

 駅の直上が「ビックカメラ」の店舗、あと2ヵ月後なら同社の株主優待券が手元にあるから、ふらふらとお酒売り場に行ってしまうのだが、今日はそんなことはしない。「てんや」があるな「大戸屋」もあるな、と見ているうちに、面白い店舗を見つけた。

 

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 居酒屋「千成」と蕎麦屋「蓼科」が隣り合っている。ランチなのでまずは蕎麦屋に目が行き、天ぷらそばが390円というのは安いなと思った。普通のチェーンでは450円前後だから、魅力的である。それではとのれんをくぐると、とても狭い店。カウンター4~5席しかない。しっかり食べようと「天ぷらそばとジャコ飯のセット」の食券を買った。590円なり。

 

 直ぐに作ってくれたのはいいが、どこで食べるのかと思ったら、奥で食べられますよという。え、奥って居酒屋じゃないの?入り口は居酒屋・蕎麦屋だが、中では繋がっていた(コインの裏表)というわけ。

 

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 居酒屋部分は、昼時なのでキッチンには誰もいない。客席もとても狭く、ぎゅうぎゅうに詰めれば20人くらいは座れるだろうか。完全な「三密酒場」である。アクリル板が設置されているが、こんなに小さなお盆を載せるのが精一杯のスペースしかない。

 

 セルフの水を取ってきて、まず蕎麦から食べ始めた。関東風の辛めのつゆ、蕎麦はやや柔らかすぎ、桜エビが少しだけ入った天ぷらもべったりしている。ご飯の方はジャコ含めてまずまずだが、これだけで200円とはちと高い。やっぱり単品がシンプルで良かったかと、後悔した。

 

 初めて降りたエリアでのブランチ、珍しさで入ってみましたが、ちょっと不満でした。まあ何度も来るところではないから、仕方ないでしょうね。